暁 〜小説投稿サイト〜
展覧会の絵
第十四話 泣く女その十二
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
日のうちにそうした部活の二年生達を紹介してもらい彼等から話を聞いた。そうして四人の情報を集めたのだ。同時に先輩達から別の四人の情報を詳しく聞いた。
「ああ、一川とかな」
「あの連中かよ」
「はい、彼等は普段は何処にいるのでしょうか」
 その遊び場についてだ。先輩達に尋ねたのだ。まずは。
「学校にいないことも多いですね」
「学校だったら体育館裏とかでだべってるけれどな」
「街だったらゲーセンにいることが多いみたいだぜ」
「体育館裏、そしてですか」
「ああ、街のゲーセンだよ」
「そこに結構いるぜ」
 そこだとだ。先輩達は十字に話す。
「店の名前は確か」
「あれだよ、ジャイアンツだよ」
 店の名前も出た。
「ほら、清原塾の近くにあるな」
「ああ、あそこか」
「名前それだったんだな」
「そうだよ。名前はな」
 名前だけでなく場所もわかった。十字にとっては思わぬ収穫だった。
 彼はその収穫に心の中で神に感謝した。そしてその感謝と共に先輩達にさらに尋ねた。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ