第五百三十四話 無限の死闘その十八
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「またあの方に蘇らせてもらうわね」
「死ぬんだな」
「壊れているわ」
こう言うのだった。
「そうするわ」
「そうか、ならな」
「今から壊れるわ」
最後にこう言ってだった。
フォッグマザーは後ろから倒れて爆発した、そうして巨大な姿を消したのだった。
鬼姫は桃子に対して問うた。
「グロンギで二番目に強いな」
「ええ、あの人はね」
桃子はバラのタトゥの女を見つつ鬼姫に答えた。
「そうよ」
「そうだな、しかしグロンギの姿はあるのか?」
「どうかしらね」
桃子はその質問には首を傾げさせた。
「データにもないでしょ」
「一切なかったな」
鬼姫もそれはと答えた。
「グロンギのファイルに」
「だからよ」
それでというのだ。
「私もわからないわ」
「そうなんだな」
「今はこの姿で戦うわ」
そのバラのタトゥの女から言ってきた。
「私は」
「そうするの」
「ええ」
トウテツに対して答えた。
「この姿が一番強いから」
「それでなの」
「薔薇は侮るなよ」
桐生は仲間達に話した。
「やっぱり蔦が問題だしな」
「棘があるからな」
万丈も言ってきた。
「だからだな」
「ああ、お前もそれはわかるよな」
「わからない筈がないだろ」
それこそというのだ。
「薔薇はよく見るしな」
「そうだよ、それで花ってなるとな」
気流はさらに話した。
「怪人だとあれだろ」
「毒あるよな」
「大抵な」
「ドクターケイトとかな」
「こいつも絶対にそうだしな」
バラのタトゥの女を見つつ話した。
「だからな」
「毒にも気を付けてか」
「戦おうな」
「ああ、そうするか」
「皆でな」
「囲むわよ」
艶鬼も言ってきた。
「まずは」
「それがいいですね」
「ああ、相手は一人だしな」
「こっちは大人数だしね」
犬神、猿神、雉神もそうだと応えた。
「それを活かして戦うべきよ」
「しかも相手はすげえ強いしな」
「グロンギの中でも最強と言っていいです」
「そうだ、こいつは強い」
氷室が言い切った。
「恐ろしいまでにな」
「そうね、それではね」
「皆出せる力を最初から全部出してだ」
そうしてというのだ。
「そのうえで連携してだ」
「戦うことね」
「そうしないと勝てない」
こう艶鬼に述べた。
「絶対にな」
「そうね、それじゃあ」
「今から戦うぞ」
こう言ってだった。
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