第五百三十四話 無限の死闘その十四
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「そのうえでな」
「戦ってですね」
「そしてな」
そのうえでというのだ。
「勝とうな」
「そうしましょう」
「さあ、来るのです」
ズーは悠然として言ってきた。
「そして私と戦うのです」
「どうせ話し合いも意味がないんだ」
詩島はそれ故にと述べた。
「やるか」
「はい、今から」
こう言ってだった。
ズーは蜂の姿を出した、そしてだった。
ライダーはそれぞれ最強の姿になり古城達も続いてだった。
戦いに入った、その蜂の強さにだった。
紗矢華も戸惑って言った。
「聞いていたけれど」
「強いですね」
「はい、データ以上の強さを感じます」
ブレンに対して答えた。
「これは」
「そうです、データとです」
「実際に戦うとですね」
「強さが違います」
「見ることと実際にすることは」
「ですから」
それでというのだ。
「貴重な経験になりです」
「その強さを感じるので」
「ですから」
その為にというのだ。
「ここはです」
「用心してですね」
「戦って下さい」
「わかりました」
「敵が攻めて来た時にですわ」
メディックは穏やかに話した。
「一撃を出して退く時に」
「こちらもですね」
「一撃を浴びせましょう」
その様にしようというのだ。
「ここは」
「わかりました」
ディミトリエが応えた。
「ではそうしてです」
「戦ってくれますわね」
「そうします、そして」
「はい、必ず勝ちますわ」
メディックは微笑んで話した、そうしてだった。
戦っていく、そしてだった。
ズーにダメージを与えていく、その中で。
ベルトさんはズーの動きを見てドライブに言った。
「進ノ介、いいか」
「どうしたんだい、ベルトさん」
「敵の動きが鈍ってきてだ」
ドライブに冷静な声で述べた。
「そして注意力もだ」
「落ちてきてるんだな」
「そうなっている、ダメージを受けてだ」
そうしてというのだ。
「身体にその影響が出てそれを実感してだ」
「焦ってるんだな」
「敗北を感じてな」
それが迫っていることをというのだ。
「それでだ」
「負けまいとしてか」
「焦ってだ」
そうしてというのだ。
「その分注意力がだ」
「落ちてるんだな」
「少し陽動を仕掛けたらな」
その時はというのだ。
「奴の注意はそこに向かう、そこにだ」
「隙が出来るか」
「そうなる、だからな」
「ここは仕掛けるべきだな」
「そうだ、いいな」
「ならこうするだけだ」
二人の会話を聞いていたマッハがだった。
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