第五百三十四話 無限の死闘その九
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「めっちゃ強いわこの人」
「おいおい、わかってることだろ」
バーズプロトタイプが余裕のある声で言ってきた。
「もうな」
「このことはですね」
「そうだよ、だったらな」
「もうそのことは当然として」
「そのうえでな」
「戦ってくことですね」
「そういうことだよ、じゃあやっていこうな」
「わかりました、ほないきます」
「一度突撃を仕掛ける」
バーズはもう空を飛ぶ用意に入っている。
「続いてくれるか」
「ああ、じゃあな」
「行きましょう」
メーガンと舜蘭が応えた。
「そうして一度ダメージを与えますね」
「大きなそれを」
「そうする、攻める時はだ」
まさにとだ、バースはさらに言った。
「攻めるものだ、いいな」
「続くぜ」
「共に攻めましょう」
「そうですね、うちも行きます」
ぎんかも怯むことなく応えた。
「一緒に攻めましょう」
「後藤ちゃん援護するな」
プロトタイプはバースに言ってきた。
「だから安心してな」
「全力で、ですね」
「突撃してくれよ」
「そうします」
「一人じゃないんだ」
プロトタイプはこうも言った。
「力を合わせてやっていこうな」
「この戦いも」
「これからもな」
「そうですね、では行ってきます」
バースはプロトタイプの言葉に頷いてだった、ぎんか達とも動きを合わせてそのうえで突撃を仕掛けてだった。
マリバロンにダメージを与えた、戦士達はそうした攻撃もしてだった。
マリバロンと戦いふとだった。
マリバロンがあかりの一撃を受けて姿勢を崩した時に。
ライダー達は全員で攻撃を繰り出した、この攻撃が決まってだった。
マリバロンは倒れそうになった、しかし何とか姿勢を戻して言った。
「今ので終わったわ」
「俺達の勝ちか」
「ええ」
ポセイドンに対して答えた。
「間違いなくね」
「そうか、何とか勝ったな」
「敵に負ける方がましよ」
マリバロンはこうも言った。
「処刑されるより」
「ああ、そういえば」
「私が最初に死んだ時はあの方に粛清されたのよ」
その時のことを言うのだった。
「ダスマダーと思っていたら」
「そうだったな」
「その時に比べると」
それこそというのだ。
「遥かにましよ、ではね」
「今はか」
「満足して死ねるわ、また会いましょう」
最後にこう言ってだった。
マリバロンも倒れて爆発の中に消えた、その顔は敗れたとはいえよかったといったものであった。
ヒメは秋名にだ、こう言った。
「相手にとって不足ないかしら」
「よくそんなこと言えるな」
秋名はそのヒメに呆れた顔で言った。
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