第五百三十四話 無限の死闘その七
[8]前話 [2]次話
「しかしな」
「地獄に来ることはあるか」
「その時に会えばな」
「ああ、また戦おうな」
「そうすると約束しよう」
「それじゃあまた会おうぜ」
ニヒルに告げてだった。
ガテゾーンも爆発した、そうして地獄に戻った。
ボスガンを前にしてだった、夜々は眉を顰めさせて言った。
「こいつ滅茶苦茶強いですね」
「見ればわかるな」
隣にいる雷真が応えた。
「それは」
「はい、それは」
「そして強い相手でもだ」
「逃げないですね」
「ここではな、ではだ」
「戦いましょう」
「さて、私の強さを諸君等に見せることになるが」
そのボスガンも言ってきた、悠然とした態度である。
「一切容赦はしないからそのつもりでな」
「ええ、やってやるわ」
「これまでの戦いのことを思えばどうということはない」
フレイとロキも言う。
「確かに激しい戦いになるが」
「負ける気はしないわ」
「その通りだ、はじめて戦うが」
照井も言ってきた。
「臆するな、油断もしてはならないが」
「それと共にですね」
「私達はですね」
「まず臆しないことだ」
いろりと小紫にも言った。
「いいな」
「はい、それでは」
「戦いましょう」
「翔太郎変身しよう」
フィリップが左に言ってきた。
「そうしてね」
「ああ、戦おうな」
「相手が相手だから」
クライシス帝国四大幹部の一人だからだというのだ、海兵隊長であるボスガンのことを的確に把握しての言葉だ。
「今回もね」
「最強フォームだな」
「最初からそれでいこう」
「そうだな、それで戦うか」
「そうしよう」
「ああ、絶対にな」
左も頷いてだった。
二人は最初から最強フォームになった、それは照井もだった。
彼等は短剣を手にするボスガンに向かいボスガンも受けて立った。
戦士達は戦いに入った、ボスガンの剣技は見事であり。
シャルロットもだ、一旦退けられてしまった。
「言うだけはあるわね」
「そうね」
アンリエットは姉に応えた。
「かなり強いわ」
「折角攻撃を仕掛けたのに」
「一人では無理よ、姉さん」
妹は姉に強い声で言った。
「これはね」
「そうね、一人で駄目ならね」
「二人、もっと言えばね」
「皆でよね」
「戦うべきよ」
「そうね、折角一緒にいるし」
シャルロットは仲間達を見て述べた。
「それならね」
「皆で戦っていきましょう」
「そうするわ」
アンリエットも頷いてだった。
そうして戦ってだ、そのうえでだ。
戦士達は果敢に戦いボスガンに負けなかった、確かにボスガンも強いが。
徐々にダメージを受けていった、彼はそれでも果敢に戦うが。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ