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私が好きになった人は・・だった そして、親友の女の子とも・・
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 そして、キスをしたまま私をベッドにやさしく押し倒すようにして、ワンピースの胸のボタンをはずされてしまって、二つ目にかかった時、私は、「うー ウー」と首を振って

「嫌 そんなの やめてー」と、ようやく声を出せた。

「ミミを思いっきり抱きたいんだ」

「ダメ そんなの 私 まだ そんなにコウのこと知らないし 数回しか会ってないし・・コウのことは好きだよ でも・・」

「そうかー 好きならいいんじゃぁないかと思った でも、ミミが嫌なら 無理にとは言わないよ その気になってくれるまで待つよ」

「ごめんネ 私 まだ そんなことするのって怖いし それに、まだ 受験のこと考えなきゃって時だし」

「わかった」

「本当にごめんなさい さっきも足が震えてしまって、動かなくて・・私、男の人とキスするのって初めだったの」と、私は、ボタンを留め直した後、せめてと思って唇を寄せていったのだ。

 コウは力強く抱きしめてくれて、私は、さっきよりもドキドキしていて、このあとどうすんのー 岬ぃー 舌が入ってくんのかなー 歯を開いた方がいいのーぉ って考えていたら、その時、コウの手が服の上からゆっくりと私の胸を包んで・・。最初、戸惑っていたけど、その時、私は、それくらいならいいかーと感じていた。私が、あこがれていた人だから・・。

 送ってくれて、駅から家に向いて歩いていた時、私は、少し涙ぐんできていた。どうして、拒んでしまったのだろう。心の底では望んでいたことなのかも知れないのに・・。嫌われてしまわないかしら・・。
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