第十四話 泣く女その六
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「うん、そうするからね」
だからこそだというのだ。
「彼等を救う為にね」
「まずはそれからですか」
「悪の裁きの代行はそれからだよ」
まずは救い、それをしなければならないというのだ。
「そうするよ」
「わかりました。それでは」
「僕のやることの順番は決まってるよ。神は既に全てを決めておられる」
「では今度は」
「うん。ただ藤会の最後の残党がまだ神戸に残っていたね」
「確か闇金の」
神父は日本の言葉を出した。こうした存在は世界の何処にでもあるが日本ではそう呼ばれているのでだ。十字に対してもこの言葉を出したのである。
「あの者達ですか」
「彼等にも裁きが下されているから」
だからこそだというのだ。
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