第五百三十三話 果てしなき激戦その十三
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「あの方より送られた者に過ぎん」
「スサノオが元いた星からよね」
美琴はきっと見据えて問うた。
「そうよね」
「悪魔元帥と共にな」
「言うなら手下で」
「大幹部となる」
「そういうことね」
「色々言われるけれどそうなんだよね」
氷川も言ってきた。
「テラーマクロと悪魔元帥は」
「地球人でないスサノオの部下ですわね」
黒子も言ってきた。
「要するに」
「そうなるんだ、けれどその強さはね」
「地球人だった大幹部にも負けませんわね」
「そう、だから気をつけていこうね」
「わかりましたわ」
「でははじめよう」
テラーマクロはこう言ってだった。
すっと立ち上がった、そうして今カイザークロウとなった。葦原は正体を表した彼を見て仲間達に言った。
「あいつも変身した」
「ああ、だったら戦いだ」
一方通行が応えた。
「今からな」
「そうしていくことだ」
「そうだよな、やってやるぜ」
一方通行はカイザークロウを見据えて構えを取った、そうして。
ライダー達はそれぞれの最強フォームに変身した、そのうえでこの大幹部との戦いに入ったのだった。
拳法を駆使し空も飛ぶカイザークロウは強い、しかも。
自身の電磁砲を受けてもびくともしないのを見てだ、美琴は思わず歯噛みした。
「全く平気みたいね」
「いえ、多少ダメージを受けています」
その美琴にラストオーダーが応えた。
「御坂は御坂はわかります」
「多少なのね」
「はい」
そう言っていい位だというのだ。
「ですが確かにダメージを受けています」
「零じゃないの」
「はい」
まさにという返事だった。
「その通りです」
「ならいい」
それならとだ、ステイルは前を見て話した。
「このまま攻める」
「そうしていくな」
「そうしていけば」
ステイルはアナザーアギトに応えて話した。
「カイザークルウもやがて倒れますね」
「あいつも不死身じゃない」
「そう言われていただけで」
「今は肩が弱点であることは克服されたが」
だからそこにダメージを受けても平気である。
「ダメージを受ける」
「そうですね、それなら」
ステイルはアナザーアギトに応えて述べた。
「このままです」
「戦うな」
「そうしていきます」
こう言ってだった。
彼も攻撃を加える、他の仲間達もそうしていき。
連携して戦っていった、確かにテラーマクロは相当の強さであったがやはり全員で連携しての攻撃は効果があり。
遂にだ、ライダー達の総攻撃が着地した一瞬に隙が出来たカイザークロウに炸裂し。
怪人はテラーマクロの姿になり言った。
「わしは帝王、地に着く時はだ」
「その時は?」
「全てが終わる時だ」
アギトに対して答えた。
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