第五百三十三話 果てしなき激戦その十
[8]前話 [2]次話
「立花達と共に歌うのだ」
「それで合わせろっていうんだな」
「そうだ、六人で歌い戦いだ」
そうしてというのだ。
「ライダーの人達と力を合わせるぞ」
「そうしてくれ、あいつも強い」
ローグは怪人を見据えつつ翼達に告げた。
「だからな」
「私達はですね」
「そうしてくれ、そして一緒にだ」
「戦うことですね」
「宜しく頼む」
「わかりました、では行くぞ」
翼はローグの言葉に頷きクリスにあらためて告げた。
「オニビビンバを倒しにな」
「わかった、ならそうする」
クリスも頷いた、そうしてだった。
共に歌い力を合わせて戦いオニビビンバを攻めた、ライダー達もそうしていき。
最後にだ、ライダー達の渾身の一撃が出てだった。
オニビビンバは吹き飛ばされた、そうして鬼火司令の姿になって言った。
「全力で戦ったが」
「生憎俺達も全力だった」
ビルドが答えた、ライダー達はそれぞれ最強フォームだ。
「そして勝った」
「そちらの方が強かったか」
「そうだ、だから俺達が勝ったんだ」
こう言うのだった。
「物理だと簡単だよ」
「物理はわからんがな」
「それでもそうなんだよ」
「そうか、ではこれで戻るが」
地獄にとだ、鬼火司令は言った。
「またあの方に呼ばれるとな」
「出て来るんだな」
「そうする、では今はな」
「ああ、またな」
「これでお別れだ」
最後にこの言葉を出してだった。
鬼火司令は倒れ爆発の中に消えた、これでまた戦いが一つ終わった。
エリカは幽霊博士を前にしてだった。
剣を抜いた、それから護堂に言った。
「これまで戦ったどんな怪人よりも強いわよ」
「ああ、俺もわかるよ」
護堂もそれはと答えた。
「気が違うからな」
「そうでしょ、だからね」
「これまでで一番激しい戦いになるな」
「間違いなくね」
「楽しんでいこう」
幽霊博士は笑って応えてきた。
「これからな」
「楽しむつもりはないが勝たせてもらう」
門矢は幽霊博士ににこりともせず答えた。
「この戦いもな」
「そうですね、強いことは間違いないですが」
「勝ちましょう」
祐里とリリアナも身構えた。
「遂に大幹部が出て来ましたが」
「私達は負けません」
「ここで負けたら意味がないよね」
常盤も言ってきた。
「やっぱり」
「当たり前だ、これまでのことを思え」
明光院が応えてきた。
「長い戦いをな」
「そうだよね」
「そしてその戦いの経験を思え」
これまでのというのだ。
「確かに敵は強いが」
「負けるかどうか」
「そうだ、思わないな」
「全くね」
「なら行くぞ」
「そして勝とう」
「その意気で来て欲しいのう」
幽霊博士も嗤って言ってきた。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ