第五百三十三話 果てしなき激戦その二
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「これはまた」
「そうですね、噂には聞いていましたが」
ジェイクが応えた。
「本当にです」
「オーラが凄くて」
「かなり強いですね」
「その通りだ」
まさにとだ、シャドウも言ってきた。
「伊達に大幹部だった訳ではない」
「そういうことだな」
歌星が応えた。
「そしてそのあんたとだ」
「今から戦うな」
「そうさせてもらう」
「逃げても追わないとは言っておく」
シャドウは白いマントをたなびかせながら悠然と話した。
「俺にはそうした趣味はない」
「逃げるならなの」
「そうだ、もっと言えば俺は嘘も言わない」
それもないというのだ。
「そうした趣味もない」
「わかったわ」
シャナはシャドウに応えた。
「では言わせてもらうわ」
「そうか」
「私達は逃げないと」
「そして俺と戦うか」
「ええ、皆行くわ」
「よし、やるぞ」
如月は笑って応えた。
「今からな」
「ええ、そうしましょう」
「じゃあ変身だ」
如月も他の仮面ライダー部の面々もだった。
変身した、フォーゼとメテオはそれぞれの最強フォームであった。そうして全力でゼネラルシャドウに向かうが。
シャドウは剣にだった。
トランプのカードを手裏剣に使う、そして。
トランプやマントで姿を消して瞬間移動も駆使し。
巨大なトランプから姿も現す、変幻自在の戦いだった。
その戦いを見てだった、ヘカテーは言った。
「知っていたけれど」
「いざ戦ってみると違いますね」
なでしこが応えた。
「実際に」
「ええ、かなり強いわ」
「百聞は一見に如かずで」
なでしこはこうも話した。
「戦ってみるとです」
「その強さが実感出来るのね」
「はい」
そうだというのだ。
「こうして」
「そういうことね」
「けれど私達は知っているわ」
マージョリーは確かな声で応えた。
「もうね」
「そのゼネラルシャドウのことも」
「戦ったことははじめてで」
それでというのだ。
「その強さも知っているけれど」
「それでもですね」
「どういった相手かは」
このことはというのだ。
「知っているわ」
「知識がありますね」
「それが武器でしょ」
「はい、知っていますと」
それはとだ、なでしこも答えた。
「その分です」
「武器になるわね」
「その通りです、それじゃあ」
「ええ、その知識も武器に戦っていけばいいわね」
「そうです、やっていきましょう」
なでしこは自らその知識を武器にしてだった。
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