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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
幕間
幕間:神代 正義 1
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冷や汗を垂れ流す正義。
殺したのは大人か?
違う。
殺したのは
石を当て、銃の狙いをずらし、跳弾させた、
「僕だ……僕のせいだ……!!」
まごうことなき、自分だと。
?
それから大人達がいた拠点をそのまま使い、生徒達はそこで夜を過ごす。
幸い奥の倉庫には大人達がこれまでに略奪したであろう備蓄があり、食べ物は全員に行き届き空腹に悩まされることはなかった。
久しぶりのリラックスした時間で、仲間達は楽しく談笑していた。
いや、さっきまでの悲劇を忘れようとしているため、わざとこうしているのかもしれない。
しかし、
「……。」
盛り上がっている土を見つめ、座り込んでそこから動かない正義。
ここに埋まっているのは跳弾により息絶えた女子生徒だ。
割り箸の刺さった粗末な墓の前で、正義はずっと悩んでいる。
しかし、
「なーにしてんのさっ!」
そんな彼を仲間が放っておくわけなかった。
項垂れる彼の肩を叩いたのは、1人の女子生徒。
いつも自分の近くにいてくれた、よく知る取り巻きであった。
「何って…この子の弔いを…」
「そんな辛気臭いことしてても、天国のあの子は嬉しくないって!ねぇみんな!!」
振り返るとそこには自分の仲間達が。
皆口々に「正義は悪くない。」「あの状況でやれるだけの事をした。」「あの子は運が悪かった、仕方がない」と正義をフォローしてくれた。
「それによ、俺達のリーダーがそんなしょげてちゃ、俺達だって悲しくなるぜ!」
「みんな…うん、ごめん。」
「謝らなくていいって!!ほら!元気出すためにアレやろ!アレ!」
「うん……そうだね。」
そうして墓を中心にして、仲間達は円陣を組む。
「みんな……絶対に、絶対に生き残るぞ!!」
「「「ワカコー魂舐めんじゃねー!オーッ!ファイ!!」」」
死んだ子の為にも、自分達は絶対に生き残る。
そう誓い、固い絆で結ばれたクラスメイト達は眠るのであった。
?
数日後……
「いやだぁ!!死にたくないぃ!!」
いい所を見せようとしたクラスのお調子者が死んだ。
きっかけは些細なものだった。
「気っ持ち悪ぃなギョロ目野郎…俺がぶっ飛ばしてやっからツラ貸せよ、あぁん?」
何やら小難しいことをつぶやく怪しい男に出会い、女子達の不安を取り除くために彼は喧嘩を売りに行った。
やせ細ったその腕から見て、喧嘩は弱いだろうと挑んだが、彼が挑んだのは人間ではなかったのだ。
「ご、ごぼぼっ!だず……げで…っ」
サーヴァント。
彼が喧嘩を売ったのはキャスター、『ジル・ド・レ』
供物に捧げるとかなんとか言われ、クラスメイトは瞬く間に召喚した海魔に囲まれ今こうして締
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