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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
死んじゃてるけど脅かす事が生き甲斐!
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る全ての扉を開く事が出来る唯一の鍵!悪しき事に使わぬよう、心清き者が責任を持って所持する様心がけよ!」

「「「…………………………」」」
……だから何?
「…………………………あの…以上ですが……何か?」
「何だよ!?それだけなのかよ!それだけの為に、長い年月こんな所に居たのかよ!?」
要る!?コイツ要る?
別に存在しなくても良かったんじゃね?
「そ、それだけって……重要な事だろう!その鍵があれば、お城の宝庫物庫からだって盗めるんだぞ!悪い事に使おうと思えば、幾らでも悪い事が出来るんだ!」
た、確かにそうだけども…
「あー、悪い悪い!その通りだね…大丈夫!絶対そんな事には使わないし、使わせないよ!だから安心して成仏してよ」
「うむ…頼んだぞ…」
そしてガイコツちゃんは崩れ去る…本当にアレが役目だったのね…


ガイコツちゃんが消え去り、ちょっとヌルい空気が漂う中、お父様が神妙な声で語り出す。
「みんな…さっきのガイコツだけど………頭は悪そうだけど言っている事は重要だ!そこで、この鍵の管理の仕方について、今此処で決めたい!」
「管理…ですか?」
「そうだティミー…重要な事だ!この鍵があれば、色々な悪事が出来る…だから今後、鍵を所持する人間を決める事にする。その人以外が鍵に触れたら、誰であれ罰を与える!」
あの出来事の後なのに、随分と真面目な話をするじゃない!
お父様ったら、何か悪い物でも食べたのかしら?

「責任者には守ってもらう事がある!例え親しい人…親・兄弟・友人・知人…等、信頼出来る人の頼みでも、鍵を渡してはいけない!見せるのもダメ!」
「それじゃ、このパーティー内でも信じてはいけないって事ですか!?」
青いわねお兄様は!
最も疑うのは身内からなのよ!

「そうじゃない…僕は自分の仲間を信用している………でも、僕等に化けて近付かれたらどうする?お前は100%見抜く事が出来るのか?」
「………分かりません……」
勢い良く憤慨して見せたのだから、そのままの勢いで『分かります!』って言えばいいのに…
これだから何時まで経ってもチェリーなのよ!

「うん。だから最初からみんなを疑うんだ。…この件に関してだけだからね!」
「なるほど…それは納得しましたが、誰が責任者なんですか?父さんですか?」
「僕じゃ無いよ。アルルだよ」
偉そうな事を言ったのに、他人に擦り付けるのかよ!
相変わらずだな!

「……え!?私!?何で!?」
「だってこの世界の勇者じゃん!このパーティーのリーダーじゃん!」
お前は最年長者だろ!
「勇者って…ティミーだって勇者じゃないですか!しかも既に偉業を達成した…実績のある勇者じゃないですか!!それにリュカさんはその父親ですよ!しかも一国の王様の!責任者としてこれ以
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