第96話
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向けた。
無防備に背を向けたゴジータにガスは驚く。
闘っている間は感じていた激しい闘争心もまるで感じられない。
自分には闘う価値がないと言いたいのか?
「ふ、ふざけるな…俺は宇宙一だ…だから貴様はエレクの…ヒータのために…殺されるべきなんだーーーっ!!」
ガスは自分では気付いていないがゴジータに攻撃を仕掛けようとするのが自分の死を速めることになった。
「「馬鹿野郎…っ!はあっ!!」」
放り投げられた気弾に対してゴジータは気を極限まで引き上げて気合で消し飛ばした。
それに驚愕するエレクとガス。
そしてガスの呪いがゴジータを上回ろうと更に寿命を燃やした結果、ガスは糸が切れた人形のように倒れ、骨となり、そして残った骨も砂のように消えた。
死体すら残らなかったガスにゴジータは複雑な表情を浮かべ、そして力の使いすぎでフュージョンが解除されてしまう。
分離した悟空とベジータも複雑な表情を浮かべていた。
「…ガス…」
「哀れな野郎だ。」
「くそ、役立たずの無能が!せめて最後くらい俺の役に立ってから死ね!!」
「おめえ…っ!自分の弟を…!!」
「ここまで胸糞悪い奴は初めてだぜ…」
「お主達、大丈夫か!?」
モナイトとグラノラがこちらに駆け寄ってきた。
「グラノラ!おめえ傷は…」
「…問題ない。途中でモナイトの治癒能力が目覚めたようでな。全快の状態だ」
「短時間で能力を使ったことで治癒能力が強化されたんじゃよ」
「そうか…しまった!!追うぞカカロット!!」
エレクのことを思い出して振り返ると既に逃げられていた。
慌てて追い掛けるが、既にエレクは気配を消して身を潜めながら逃げていた。
「くそ!覚えておけよサイヤ人共!何時か必ず…」
「申し訳ありませんが…あなたに次はありませんよ。エレクさん」
「なっ!?お、お前は…」
次の瞬間、エレクの胸は気弾で貫かれていた。
「ガスさんのことは残念でしたねぇ。ですが、身に余る野望を抱いていた時点であなたの破滅は決まっていたのですよ。昔のように私の言うことを聞いていれば長生き出来たと言うのに…」
「フ、フリーザ…っ!!」
「エレクさん、あなたの考えはとっくに分かっていましたよ。あなた方ヒータが我が軍との取り引きで姑息なことをしていても、色々と使えるから放置していたのですが…私はね、身の程を弁えないお馬鹿さんが大嫌いなんですよ。さようなら、兄弟最弱のエレクさん。さあ、お兄さんの最期を見届けてあげなさい…あなた方の末の弟を利用して殺した…あなた方に実力を隠し続けてきた弱く哀れなお兄さんを」
「っ!!」
エレクの意識が無くなる寸前に見たのは愕然とした表情を
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