第五百三十二話 岩石魔人を目指しその三
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今度は死神博士だった、マントを羽織った老人も楽しそうであった。
「久し振りのこの世の空気は美味い」
「じゃあ満足して帰れ」
トモノリが突っ込みを入れた。
「それでな」
「そうすると思うか」
「しないな」
「そうだ、お前達と戦いだ」
そうしてというのだ。
「満足させてもらう」
「なら仕方がないな」
トモノリもそれならと応えた。
「戦ってやるぞ」
「そうしようね」
アギトが応えた。
「今度は俺が行くよ」
「わかりました」
歩もそれならと応えた。
「宜しくお願いします」
「それじゃあね」
「それでなのですが」
セラフィムが言ってきた。
「死神博士もまた」
「そうだよ、その正体はね」
クウガもその通りと答えた。
「イカデビルだよ」
「そうですね」
「左様」
死神博士もそうだと答えた。
「私の正体はそれだ」
「あれっ、ギリザメスじゃないんだ」
ハルナはこの怪人の名前を出した。
「ショッカーの怪人にもいたけれど」
「いや、私の正体はイカデビルだ」
死神博士はまた言った。
「それは言っておこう」
「そう、それじゃあ」
「今からその正体を見せよう」
こう言ってだった。
死神博士は自身のマントを後ろから被った、そして。
そのマントの中でイカデビルとなった、するとだった。
身体の烏賊の足達にだった。
隕石を降らせてきた、これにだった。
「流石じゃのう」
「流石か」
「うむ」
サラスバティはギルス、エクシードになっている彼に楽しそうに答えた。
「大幹部だけはある」
「そう言うか」
「楽しい戦じゃ」
ギルスにこうも言った。
「これは」
「あの、楽しくともです」
G3エックスが笑みを浮かべるサラスバティに話した。
「やはりです」
「戦いでありな」
「僕達は勝たねばなりません」
「わかっておる、それであ奴の弱点は頭だったな」
イカデビルを指差しつつ言った。
「そうであったな」
「そうだが今はそれを改善している筈です」
G3エックスははっきりと答えた。
「もうわかっていることですから」
「既にじゃな」
「相手も充分に戦いたいなら」
それならというのだ。
「そうしている筈です」
「そうじゃな」
「氷川の言う通りだ、頭を攻撃しても大きなダメージは与えられない」
ギルスもG3エックスの言葉に頷いた。
「だからだ」
「ここはじゃな」
「相手の攻撃をかわしつつな」
烏賊の足それに隕石をというのだ。
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