第五百三十一話 奇巌山へその八
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「そしてこれまでも敵として出て来たが」
「天王路の手の連中がまだいるな」
「あいつ等のこともファイルにあったな」
「おそらくだが」
「あいつ等が出て来るか」
「そうだと思う」
橘はセングレンに話した。
「俺はな」
「そうか」
「そして天王路もな」
その彼もというのだ。
「元々オルフェノクだったこともあってだ」
「俺達の前に出て来るか」
「そうなるかもな」
「俺がスサノオならそうする」
左は鋭い顔になり述べた。
「天王路も出すしな」
「他の大幹部クラスもなのね」
「出してだ」
マリアンデールに答えた。
「そして感情や思考もな」
「備えさせるのね」
「これが最後の戦いでだ」
それにというのだ。
「これまでそうした連中は出していない」
「条件は揃っているね」
フィリップも言ってきた。
「まさに」
「そうだな」
「その通りだよ」
フィリップは左の言葉に頷いて述べた。
「僕がスサノオでもだよ」
「そうするな」
「ここではね」
「激しい戦いは避けられないな」
伊達はいつもの調子だが顔は真剣だった。
「連中のことはよく勉強しなおす」
「今からそうすべきですね」
後藤は伊達のその言葉に続いた。
「俺もそう思います」
「ああ、じゃあな」
「ファイルを読んでいきましょう」
「大幹部クラスのな」
「あの、気になっていることですが」
つばさが怪訝な顔で言ってきた。
「アポロガイストやゼネラルシャドウは」
「ああ、あいつ等も強いんだよな」
大文字はつばさの言葉を聞いて言った。
「それもかなりな」
「そうですね」
「しかもそれそれ癖があるんだよ」
アポロガイストもゼネラルサシャドウもとだ、大文字は自分が知っている彼等のことをさらに話した。
「そこを把握することもな」
「大事ですね」
「俺結構そうしたこと忘れてな」
大文字は自分のことを苦笑いで話しもした。
「しくじるからな」
「先輩別にそうしたことはないですよ」
ジェイクが笑って話した。
「やる時はです」
「決めてるか?」
「まあ確かに普段は三枚目ですが」
このことは事実だがというのだ。
「ですが」
「それでもか」
「そうしてくれますから」
ここぞという時はというのだ。
「いいと思いますよ」
「そうだといいんだけれどな」
「大文字さんも頼りにしています」
クリスタも言ってきた。
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