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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第五百三十一話 奇巌山へその四

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「もう」
「それしかないだろ」
「そうですね」
「ここまできたらな」
「最後の最後まで、ですね」
「勝っていこうな」
「そういうことですね」
 レンも応えた。
「ここまできたら」
「そうしような、もうどんな連中がわかってるだろ」
 剣崎は微笑んで言った。
「大幹部クラスの連中も」
「まあそれは」
 その通りだとだ、レスター=メイクラフトが答えた。
「ファイルに載っていましたから」
「読んだよな、連中のも」
「全部」
「能力も武器も性格も書いてある通りだからな」
 加賀美も言う。
「はじめて戦う相手でもな」
「そのデータを見てですね」
「戦っていけばいいよ」
「そういうことですね」
「確かに奴等は強いよ」
 加賀美もこのことは否定しなかった。
「けれど君達も俺達もここまで戦ってきたしな」
「強くなっていますね」
「経験も積んでな」
 ただ能力が上がっただけでなくというのだ。
「そうなってきているからな」
「自信を持って戦えばいいですね」
「落ち着いてな」
 このことも忘れないでというのだ。
「そうしていけばいいさ」
「それじゃあ」
「では復習をしましょう」
 シフォンは微笑んで述べた。
「それぞれの組織及び種族の大幹部クラスの怪人達のそれを」
「そうすべきね」
 エリザベス=メイプリーはシフォンのその言葉に頷いた。
「あれこれ言うより」
「はい、その時間があれば」
「少しでも復習をしてね」
「彼等のことを頭に入れておきましょう」
「その弱点も含めて」
「そして有利に戦えるようにしましょう」
 シフォンはエリザベスに応えて話した。
「今は」
「それではね」
「しかしあの山は」
 一夏は奇巌山自体の話をした。
「ライダーの皆さんにとっては」
「そうだ、スサノオと全力で戦ったな」
 桜井が答えた。
「七人のライダーの人達がな」
「そうした場所ですよね」
「俺達にとってはそうした意味でだ」
「因縁のある場所ですね」
「あの時スサノオは岩石大首領の姿でだ」
 桜井はスサノオのことも話した。
「その中にだ」
「脳に一つ目がある姿でしたね」
 瑞希が言ってきた。
「そうでしたね」
「そうだった、そしてその戦いではな」
「スサノオは敗北を認めて」
「戦いは終わった」
「そうですね、そして今から」
「俺達がそこで最後の戦いを行う」
 スサノオが数多くの世界を巡ったうえで仕掛けてきたそれのとだ、桜井は強い顔と声で仲間達に話した。
「そうなる」
「左様ですね」
「そう思うと大変ですが」
 津上の言葉と表情は明るかった。
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