西ゼムリア通商会議〜西ゼムリア通商会議の閉幕、そして――〜
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もできない状態である事に愕然とした表情を浮かべた。
「フフ、まさか”転位”すらも封じるとはさすがは我が計画を尽く打ち破った連合―――――いや、メンフィルと”六銃士”と言うべきか。”私と俺の最後の舞台”、否が応でも最後まで付き合ってもらうぞ、地精、そしてイシュメルガよ。」
「ググググググググ…………ッ!」
「まさかこんな事になるなんて………ハハ、これじゃあ僕は一体何の為に………」
「オノレオノレオノレ――――――ッ!」
不敵な笑みを浮かべながら語ったオズボーン宰相の言葉に対してアルベリヒは怒りの表情を浮かべて唸り声を上げ、ゲオルグはこれから起こる自分達の未来を想像して呆然とした後寂しげな笑みを浮かべ、イシュメルガは追い詰められた自分達の状況に焦りと怒りを込めた怨嗟の声を上げ続けた。
(フフッ、これで”舞台”は整うだろう。”俺の真の望み”を叶える為にも、仲間達や想定外と共に俺を殺しに来るがいい、息子よ―――――!)
そしてオズボーン宰相は満足げな笑みを浮かべながら窓へと視線を向けて決して和解する事はない大切な息子であるリィンを思い浮かべた。
ゼムリア歴1206年、12月――――――
〜???〜
「おおおおおおおぉぉぉぉぉ……ッ!」
「オオオオオオオォォォォォ……ッ!」
イシュメルガ達が自分達が追い詰められた状況である事を悟って焦りを感じているその頃、”ディル=リフィーナと繋がったゼムリア大陸とは異なるゼムリア大陸から遠く離れた星”で”鬼化し、暴走状態のリィンらしき青年”と”イシュメルガらしき意志”が”呪いの力に蝕まれたヴァリマールらしき騎神”の操縦席の中で”食らい合い”を繰り返し続けていた。
オノレオノレオノレ――――――ッ!
「……ッ!?今ノハ……我…………?」
するとその時、”何らかの因果”によって自分と全く同じ力を感じたイシュメルガらしき意志は食らい合いを中断した。
「チャンスだぜ、リィン!よくわからないが相手は何かに気を取られているぞ!」
「いっけー、リィン――――――ッ!!」
「おおおおおおおぉぉぉぉぉ……ッ!」
するとその様子に気づいたクロウらしき青年の姿をした霊体とミリアムらしき少女の姿をした霊体がリィンらしき青年に声をかけ、声をかけられたリィンらしき青年はイシュメルガらしき意志を食らおうとし
「ヌウッ!?オオオオオオオォォォォォ……ッ!」
リィンらしき青年の攻勢に気づいたイシュメルガらしき意志は再びリィンらしき青年との食らい合いを再開した。
〜???〜
「まさか………こんな事が起こるなんて………だけど、”本来よりも1
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