西ゼムリア通商会議〜西ゼムリア通商会議の閉幕、そして――〜
[5/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
リベールに足を向けて寝られなくなったね。」
「うん……そしていつか必ずエレボニアは今までリベールから受けたたくさんの恩をリベールに返さなければならない事もね。」
セドリックの説明を聞いたセリーヌは納得した様子で呟き、ガイウスは呆けた表情で呟き、アンゼリカとトワは静かな笑みを浮かべて呟いた。
「で、ですが……そのエイドス様の説得をエイドス様自身思う所がある私達―――――エレボニアが行う事は相当厳しいと思うのですが……」
「以前メンフィル・クロスベル連合の説得を頼みに行った時も”ハーメルの惨劇”の”償い”もしていないエレボニアの頼みに応じるつもりは一切ないと言っていたからな……」
「ええ……それにエイドス様自身、現代のゼムリア大陸の政治には一切関わらない事を決めているそうだし……」
一方ある懸念を抱いたエマとマキアス、アリサはそれぞれ不安そうな表情で推測を口にした。
「今回の戦争が終わったらエレボニアは”ハーメルの惨劇”を公表した上、賠償金もリベールに支払う事が決まっているんだから、それで”償い”になるんじゃないかな〜?」
「確かにそうなんだけど……賠償金の支払いだけで、空の女神が”償い”として認めるかどうかはわからないわ。」
「だが逆に考えれば、エイドス様も気にかけていられる程の”ハーメルの惨劇”の件の”償い”をエイドス様が納得する形で行う事になれば、エイドス様を説得できる”突破口”になる事も考えられる。」
「そうですね……問題はエイドス様がどのような”償い”ならば納得するかですが……」
「ま、何にせよ実際に会って話してみねぇとわからないだろうから、結局は出たとこ勝負だな。」
ミリアムの疑問に対してサラは複雑そうな表情で指摘し、静かな表情で呟いたアルゼイド子爵の意見にミュラーは静かな表情で同意し、クロウは疲れた表情で呟いた。
「それで?肝心の”本物の空の女神”の居場所とかわかってるのかよ?まさかとは思うが、居場所もわからず決めた訳じゃねぇよな?」
「―――――心配無用よ。”空の女神”達の現在の居場所はエステル達と情報を交換した際に教えてもらったわ。」
「エイドスさん達は現在、メンフィル帝国領のユミルに滞在しているそうだよ。」
「よりにもよって今回の戦争の原因が起こった場所であるユミルに滞在しているとはな……」
「い、一体何の為にユミルに滞在しているんだろう……?」
「どうせ”家族旅行”とかじゃないの?リベールで会った時もそうだったし。」
ある事が気になったアッシュの疑問にシェラザードとアネラスが答えるとユーシスは呆れた表情で呟き、戸惑いの表情で疑問を口にしたエリオットの疑問にフィーはジト目で推測を口にした。
「あ、あはは…
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ