第95話
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な、ただ…音声データが保存された形跡がある」
「やはりそうか、実は壊れていてこの40年間再生出来ておらんのじゃ」
「何のデータが入ってるんだ?」
「ガスと闘っている時の音声が残っているらしいのじゃ。もし音声が聞けたらどうやってバーダックがガスに勝てたか分かるかもしれん」
「ブルマなら治せるだろうが…」
スカウターの修理は高い文明の星とフリーザ軍の技術者かブルマくらいにしか治せないだろう。
地球に戻ることは出来ないのでどうしたものかと悩んでいるとオートミルが手を伸ばしてきた。
『俺に見せてミロ、直接回路にアクセスして俺のスピーカーからだったら再生可能カモ』
早速オートミルがスカウターの回路にアクセスすると、スカウターが起動する。
「パワーが戻った」
ノイズが最初は酷かったが、オートミルのスピーカーから声が聞こえてきた。
悟空に似ているが、悟空より低い声が。
『…流石に今のは…堪えただろう…モナイト!今のうちに出来るだけ遠くに逃げろ!』
「おおっ、バーダックの声じゃ…!」
久しく聞いた恩人の声にモナイトが目を見開く。
『ガスは俺は食い止める。良いか、お前らだけでも生き延びるんだぞ』
“生き延びるんだぞ”
その言葉が悟空の頭に不思議なほどしっかりと入り込んで頭を打ったことで失われたサイヤ人としての記憶が脳裏を過ぎた。
宇宙船の窓から見えた両親の顔と父親がくれた最後の言葉。
“絶対に生き延びるんだぞ”
完全に悟空は思い出した。
両親の声と、自分はあの2人の子供だったことを。
そして音声ではあるがバーダックとガスの闘いを聞く。
やはりガスは本能を解放し、バーダックは圧倒されていたが、それでも実力差を物ともしない闘志と勝利への執念。
モナイトがドラゴンボールを使ってバーダックを避難させようとするがバーダックはそれを拒否。
代わりに悟空とラディッツが育つように願った。
そしてバーダックはとどめを刺されるところをモナイトに救われたが、ガスの攻撃は止まらないがそれでもバーダックは闘いを止めなかった。
ガスとの会話の後にバーダックは見事に進化を果たしてガスを追い詰めた。
会話からして尻尾は千切られていただろうに、何らかの方法でパワーアップしたのだ。
そしてバーダックが最後の一撃を放ってガスを倒すとエレクとの会話と銃声の後、スカウターの記録は終わった。
(キャラ紹介)
“孫悟空”
ドラゴンボールの主人公。
幼い頃に惑星ベジータから飛ばされたサイヤ人の生き残りで三姉弟の父親。
好きなことは修行と戦闘と食事。
悟空がカメハウスに双子を連れていってから物語が始まった。
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