第95話
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を車に乗せており、オートミルがロボットの状態となって車を運転していた。
『乗レ!爺さんの家に避難するゾ!』
「おめえ…グラノラの喋る眼鏡か!ロボットになれんのか凄えな!」
「この星の物にしては随分とレベルが高いが…今はどうでも良い…体勢を立て直すぞ」
「おう」
悟空とベジータも車に乗り込んでモナイトの家に避難することにした。
するとウイスからの通信が来た。
『悟空さん、聞こえますか?』
「あれ?オラこれ持ってたか?」
『さっきいらした時に忍ばせておきました。』
「おお…何時の間に」
疲弊していたとはいえ全く気付けなかったことに悟空は驚く。
『全く、人が折角スイーツを楽しんでいる時に…』
「すまねえ、ウイスさんがいるならあいつ悪さ出来ねえし、丁度良い距離にいたもんだから」
『ガスさんは今、そちらに猛スピードで向かっていますよ』
「え゛っ!?あいつ宇宙飛べるんか?」
『そちらに戻るまで地球時間で大体20分程でしょうか』
たったの20分。
それでは悟空とベジータの体力の回復は出来ない。
「20分では…グラノラは治せん…」
そしてグラノラの完治も出来ない。
「ちっ…」
最悪に近い状況にベジータは舌打ちする。
『ところでどうなんですか悟空さん。修行の成果は?』
「後少しってとこなんだ。“兆”ならオラらしく闘えるのが分かったんだ。でも、何かが足りねえ…それさえ分かれば何か掴めそうなんだけどよ」
『悟空さん、ならば私からアドバイスを…内なる声に耳を傾けるのです。あなたは何者なんですか?』
「オラは…何者?」
そう言われて悟空は自分が何者なのかを改めて考えてみた。
地球育ちのサイヤ人で祖父の孫悟飯の孫。
チチの夫で、三姉弟の父親で孫のパンの祖父。
認めたくはないが、ラディッツの弟。
しかし、それ以外のことが分からない。
黙り込んだ悟空にモナイトが話しかけてきた。
「なあ、バーダックの息子よ。お主に見せたい物があるんじゃ」
「えっ」
家に到着し、グラノラをベッドに寝かせるとモナイトが布に包まれた物を持ってきた。
「あった…これじゃ」
布を取るとそれは破損した旧式のスカウターだった。
「スカウターか!」
「バーダックが残していった物だ。これはお主の物じゃ」
モナイトがスカウターを悟空に渡す。
「これが…オラの父ちゃんのスカウター」
「貸してみろ」
スカウターに触れたことがない悟空では状態が分からない。
旧式のスカウターはベジータがフリーザ軍にいた時からも使われていたのでベジータが装着して確認してみる。
「壊れてる
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