第95話
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移動して拳を構えるとガスも既に拳を構えており、同時に打ち込まれた。
2人の拳が激突し、衝撃波が周辺を吹き飛ばす。
それが合図となり、2人は激しい乱打戦に持ち込む。
「おい、爺さん。グラノラの馬鹿を引っ張り上げるぞ」
「あ、ああ…じゃが…」
「安心しろ、あいつらなら今の俺でも倒せる程度の連中だ。早くしろ、グラノラが溺れ死んでも知らんぞ」
モナイトはマキ達の妨害を懸念しているのだろうが、今のベジータでもマキ達は問題なく倒せる。
今は悟空がガスを引き付けているうちにグラノラを引っ張り上げることを急いだ。
「だあっ!!」
「はあっ!!」
悟空とガスの拳が互いの頬に突き刺さり、互いに口許から血が流れるが構わず、拳、腕、膝、蹴りをぶつけ合う。
そして最終的に頭突きをぶつけ合い、互いにふらついたところをガスが即座に拳を悟空の腹に叩き込む。
「ごふっ!!」
「どうだ、サイヤ人!俺はもう貴様の父親に負けたあの時の不甲斐なかった俺とは違う!もう俺に敵う奴はいない!!地獄で父親と再会するんだな!!」
「わりいけど、オラは夢で見た父ちゃんの顔くらいしか知らねえんだよ…でもよ、オラの父ちゃんが自分より強かったおめえに勝ったなら…オラに出来ねえはずがねえ!!」
「黙れ!いい加減に諦めたらどうだサイヤ人!!どれだけ足掻こうと俺に勝つことなど不可能だ!!」
悟空の腹に蹴りを入れようとするが、悟空はギリギリで受け止める。
「確かにおめえは強え。強えけど、おめえがどれだけ強くてもオラが諦める理由にはならねえ!!」
「ぐあっ!?は、放せっ!!」
ガスの右足の関節に渾身の肘打ちを叩き込むと折れはしなかったが、嫌な音が確かにした。
ガスは咄嗟に悟空を振り払い、周囲の岩を利用して悟空に叩き付ける。
「ぐっ!!だあっ!!」
気を解放して岩を粉微塵にするとガスに突撃しようとするが、ガスは悟空の周囲に刺の付いた巨大な金属板を出現させ、悟空にぶつけようとする。
それに対して悟空は拳と足に気が表面化するほどに高めると一撃で粉砕する。
「はっ!!」
クナイを大量に作り出し、悟空に一斉に向かわせると悟空は1本1本を確実に捌いていった。
「オラに一度見た攻撃は通用しねえぞ…それにしてもこれが覚醒したおめえの本気か?だとしたらガッカリだぞ!」
「何…っ!?安心しろ、軽い準備運動だ!!」
「へっ、そいつを聞いて安心したぜ」
悟空とガスが互いにオーラを迸らせながら激突する一方でベジータとモナイトは何とかグラノラを引っ張り上げることが出来た。
「無茶しやがって…仙豆はもうないんだぞ」
「グラノラの治療は儂がやる。」
モナイトが手から光を
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