第95話
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龍拳をまともに喰らったガスは胴体に風穴こそは開かなかったが、腹に痣が出来ており激痛に悶えていた。
「へへ…本当に頑丈な野郎だ…殴ったオラの拳が痛えや…」
破壊玉を耐えるだけの肉体を持っているのは伊達ではないらしく、殴った悟空も拳を痛めていた。
だが、今度こそもう闘えないだろうと思って何とかヒータ達をこの星から追い出そうとした時、エレクがまた何かをガスに言うとガスが大人しくなり、膨張していた筋肉が元に戻ったが、角は元に戻っていない。
「おいおい…まさか…覚醒しちまったのかよ…勘弁して欲しいぜ」
気の総量は暴走状態と変わらず理性を保っている。
服を元に戻したガスは再び悟空を睨む。
「今のは効いたぞ…やはりあの男の息子か。感じる実力以上の恐ろしさがある…」
「全く…龍拳を耐えられちまったら、今のオラじゃどうにもならねえぞ」
万全の状態なら確実にガスを倒せた確信があったが、グラノラとの闘いで疲弊した状態ではガスの腹に痣を作るのが精一杯だったようだ。
「だが、次はこうはいかんぞ。」
「へっ、確かにおめえはどんどん強くなるな。でもよ、だからって負けるつもりはねえぞ。もう一度、おめえにこいつをぶちこんでやる!!」
「その諦めの悪さも父親譲りか、出来るものならやってみろ」
悟空はもう一度龍拳を叩き込もうと拳を構え、ガスも油断なく睨むとエレクにグラノラが殴りかかり、それに気付いたガスがエレクを別の場所に移動させる。
そして怒りに燃えるグラノラはエレクに対してベジータに放った特大の気弾を放とうとしていた。
威力は大きく落ちているが、エレクを殺すには充分過ぎるくらいだが、そんなことをガスが許すはずもなく、両腕を折られ、気弾で目潰しをされた後にエレクに銃で撃たれて海に落ちた。
「グ、グラノラっ!畜生、あいつら…」
「チッ!カカロット!!」
ベジータが残りの気を悟空に渡す。
我儘の極意で高めた気だからか悟空の神力を含めて全快近くにまで持っていった。
「ベジータ、おめえ!?」
我儘の状態から通常状態に戻ったベジータに悟空が振り返る。
「今の俺より貴様の方が動けるだろう!早く奴を何とかしろ!!俺の力を無駄にするな!!」
「…すまねえ、はあっ!!」
一気に力を高めて身勝手の極意“兆”を発動し、一気にガスに近付いて蹴り飛ばす。
「ほう、まだ力を残していたのか」
「……最後に聞くぞ…おめえ達はこのまま帰る気はねえんだな?」
「出ていくさ、貴様らを始末した後でな」
「そうか…なら、オラはおめえ達を許さねえ…絶対にぶっ倒す…っ!」
「来い、忌々しいサイヤ人の息子よ」
完成形程ではないが、最適化された踏み込みでガスの眼前に
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