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私が好きになった人は・・だった そして、親友の女の子とも・・
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 そして、初デートの日。私は、ボウタイの白いブラウスにベージュのミニのキャミワンピースと同じ色のストラップパンプスで。南浦和の駅で待ち合わせをしていて、浅草寺を歩いて、それから、船で隅田川から浜離宮に行く予定だ。一棟さんは、先に来ていてくれた。

「ごめんなさい 待たせてしまって」

「いや 僕も、今来たところだから・・ ウン 可愛いね その恰好 脚が細いし、似合うよ」

「えへーッ 一棟さんの好みわかんないからー」

「いいよー そんな風って好みだよ でも、いいのかなー こんな可愛い娘連れて歩いていてー」

「うれしい そんな風に言ってもらえるなんてー 今日 楽しみで 寝れなかったんだよー」

 そして、電車の中で

「あのー 一棟さんって、下の名前 教えてー」

「そうかー コウヤ 広い野原って書くんだよ」

「ふーん じゃー コウヤさん で良い?」

「・・コウ で良いよ みんな そう呼ぶから」

「でもー コウさん カナ」

「で ミミちゃんは 苗字は?」

「フナドメ 簡単な方の舟と停留所の留める それと美しい海でミミ」

「そうかー きれいな名前だね」

「ウン お父さんがね新潟の海辺の出身なんだー 海を忘れないようにってつけたんだって あのさー 私 営業所宛てだったんだけど、写真と手紙送ったんだよ 届かなかった?」

「あぁー 実はー もらったの 何か月も経ってからなんだよ だから、いまさらって思ってね もちろん君達のことは覚えていたよ それにー バイトってこと内緒だったからね」

「そうだったんだ 私 無視されたんだと思っちゃった 一棟さんって、多分、彼女いるんだーって」

「そう こんな変な男 すぐに嫌われちゃうからね 居ないよ 君だって 直ぐに、僕のこと嫌になるかもね」

「私 そんなことないです! 離れないですよー それにね あの時、いただいた四つ葉のクローバー 大切に持ってるんですよ それと 可愛らしくて君に似合うよ って言葉も忘れていない ずーと」

「そうかー そんなこと言ったんだー でも きっと そう思えたんだなー」

「ねぇ あの時 とぼけてたけど 絶対に 見たんでしょ 私のン この前 クローバーのパンツって言ってたネ」

「どうだかなー 忘れたよ」

 そして、いろいろ物色しながら仲見世通りを歩いて、お参りを済ませてから、有名だという洋食レストランの鉄板焼きハンバーグのお店に連れてってもらった。

「ねぇ コウさんって 旅行でいろんなとこ行くの?」

「ウーン 団体の添乗でネ でも、決まったとこばっかりだよ 修学旅行が多いからネ 北海道、京都奈良、広島 小学生は箱根江の島かなー」

「フーン 修学旅行じゃぁ 女子にもてるで
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