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私が好きになった人は・・だった そして、親友の女の子とも・・
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しよー 私みたいにファンレターいっぱい来る?」
「あぁ 何通かね でも、返事したことないなー だいたいが、遅れて受け取ることが多いから いつも、会社に顔を出している訳じゃぁないからね それに、君みたいに探して訪ねてきてくれたのなんて、初めてだよ」
それから、船で川を下って行った。私、その時初めて、コウさんの隣に引っ付いて座ったのだ。
「ねぇ あの時にグループの中 私なんかで良かったの? 岬なんかの方がスタイル良いし、ずーと美人」
「ああ あの子なー 美人だよネ だけど、僕はミミちゃんのほうが可愛い」
私は、もっと、寄りかかって行った。船を降りて、庭園を歩くとき、私は
「ねぇ 手くらい繋いでほしい」と、小さな声で言ったら、コウさんは左腕を伸ばしてきて、私は、絡めるようにして手を繋いで歩いた。
「こんなのって夢みたい ねぇー コウさん 修学旅行の時 看護師さんと仲良かったよねー きれいな人 お付き合いしなかったの?」
「う あぁ あの人な秋に結婚するって言ってた もう新婚さんだよ なんだー 気になっていたのか?」
「だって 親しそうに話していたし お似合いに見えたんだものー」
「バカ そんな簡単に、結びつかないよー ミミちゃんだって、訪ねてきてくれたから、こうやってな」
「あのさー ミミちゃんって言うの 嫌 ミミだよ なんか子供扱いみたいなんだものー」
「そうか だって なんか 半分、子供みたいでな 少し、戸惑ってるんだ」
「どうしてー 子供ぽいからー? 普通に彼女として見られないの?」
「そんなことないけどネ 可愛いしー」
「可愛いだけ? 一人前の女じゃぁない?」
「いゃ ・・・ミミを抱きしめて、思いっきり可愛がりたいよ」
「やだー そんなー でも・・そうなったらネ でも、いざとなったら・・まだ怖いよー」
その後は、築地までぶらぶら歩いて、お寿司を食べて帰ったんだけど、その頃には、私もコウと呼ぶようになっていた。次に、会える日を約束したんだけど、彼は、土日と夕方から居酒屋さんでバイトで、平日も2回入っているとかで、水泳の練習もあるので、結局、日曜の昼間しか会えなかった。今度は東武動物公園に行きたいと私から誘ったのだ。やっと、想いが叶った。
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