第五百三十話 サラミスの海戦その十七
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「ではだ」
「このままね」
「怪人達を倒していく」
「そうしていきますね」
「そうしていく、油断せず倒していくことだ」
福沢はネサット、クロヴァン、ナクリーのオルフレッド姉弟にも応えた。
「いいな」
「ええ、それじゃあ」
「僕達が戦いに戻ったら」
「また倒していきます」
「そうすることだ、敵が減って来た時こそだ」
まさに今こそというのだ。
「攻撃の手を緩めないことだ」
「その通りだ」
一色は福沢の言葉に獺のぬいぐるみ姿で腕を組んで応えた。
「皆このまま攻めていってくれ」
「そうね、じゃあ私も手当てが終わったら」
ルーラは強い声で応えた。
「すぐに行くわ」
「宜しく頼むぞ」
「ええ、そうするわ」
ルーラは一色にも応えた。
「存分にね」
「ルーラは采配もいい」
星露は彼女のこのことも話した。
「だからだ」
「それでなのね」
「戦いを任せられる、ではな」
「戦場に戻ったらなのね」
「その場の采配も頼むぞ」
「受けたわ、まあ私の手にかかればどんなおたんこなすでもよ」
ルーラは笑ってこうも言った。
「存分に戦えるわ」
「そう言ってもルーラは優しいな」
「そうよね」
マリア=ラスプーチンもタチヤナ=ボヤールスキーも言う。
「口は一見悪いけれど」
「いつも親切だ」
「何でも何度でも教えてくれるし」
「困っていたら駆け付けてくれるしな」
「そ、それはたまたまよ」
ルーラは二人の言葉に貌を赤くさせて応えた。
「そこに私がいるだけで」
「こう言うのがツンデレだな」
「そうよね」
マリアとタチヤナはルーラの言葉を受けてこうも話した。
「これはこれで」
「いいな」
「よくないわよ、兎に角戦場に戻ったらその場の指揮も受け持つわ」
こう言ってだった。
ルーラは戦場に戻ると星露に言われた通りに采配も採った、ネオショッカーの怪人達は戦士達の攻撃を受けてだった。
数をさらに減らし遂にだった。
最後の一体が倒された、そうしてだった。
海の上にネオショッカー大首領の姿のスサノオがいた、その神を見てだった。
ゲイツはジオウに対して言った。
「ソウゴ、いいな」
「うん、後はスサノオを倒すだけだから」
「切り札を出すぞ」
「そうしようね」
「ここでの戦いはこれが最後だ」
「だから出し惜しみする必要はないからね」
それでというのだ。
「最強フォームになろう」
「お互いにね」
二人で隣り合って話してだった。
二人はそれぞれの最強フォームになった、オラゴンはそれを見て言った。
「今から総攻撃だオラ」
「その時が来たね」
有馬が応えた。
「ここでも」
「そうだオラ」
「皆まずはスサノオを囲もう」
有馬はオラゴンの言葉を受
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