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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
幕間
幕間:丹下 真教
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何メートルの深さがあるか知らないが、生身の人間が酸素ボンベもなしに来れる場所では無い。
じゃあ目の前の男は?
この、浅黒い肌の神父であろう男は何だ?
「自己紹介がまだだったね。私の名前は……うーん、まぁ親しみを込めて『ナイ神父』とでも呼んでくれたまえ。君の上司、葛城大先生の古い友人さ。」
ナイ…神父?あのデブの友人…?
そういえば、たまにあのデブは『神父』と口にしていた。
なんでも自分はこの世界の住人ではなく、別の世界の住人であり、『神父』の力によってこの世界に来たと。
そしてこの世界を異聞帯≠ノして欲しいと頼まれたという。
【まさかその…神父?】
「当たりだよ。丹下博士。」
ニッコリと微笑む神父。
それから彼は、俺に質問する暇も与えず
【な、なぁ、どうして俺の事を知っ】
「さぁ、上がろうか。」
俺の頭をがっちりと掴むと、どこかへと飛んだ
飛んだと言ったが、飛行では無い。
次元跳躍とでも言えばいいのか、
気がついたら俺と神父は、どこかのボロボロの廃屋の中にいたのだ
さらに、
「…!」
倒れ込む俺、
久しぶりの感覚、
そう、なんと俺の石化は
「動…ける?おれ、自由に…っ!?」
いつの間にか解除されていた。
「あんた一体なにも…」
相変わらずこちらに質問する権利はないらしい。
それから彼はもう一度、俺の頭を鷲掴みにすると、
「少し痛むよ」
そういって、グッと力を込めた。
するとどうだろうか、
「え、あ…ああ…!!なんだ!?…なんだこれは!?】
映像が、記憶が俺の頭の中へ流れ込んでくる。
これは…代表…?
あんときの三流探偵と刑部姫もいる。あの顔は…代表の弟!それに北斎もだ!!
山本がしつこく追い回してた竜胆と武蔵もいる!
4人目の紫式部を連れた金髪の男は知らないが、ともかくその4人と4騎で代表と戦っている場面が頭の中に浮かんできた。
これは…代表の部屋!?ここで戦ったのか?
お気に入りのサーヴァント達をこれでもかと投入し、代表がどれほど本気なのが窺い知れた。
しかし、代表は負けた。
徹底的に対策をされ、自慢の令呪は全く意味をなさなくなり、こいつら4人の前で代表はただの人間≠ニなった。
そうして彼は…あのメアリースーを入れた擬似サーヴァントと共に、ビルの最上階からコケて落ちるというなんとも間抜けな最後を迎えたのだ。
それから魔神柱のようになり、日本全国に出現して最後の抵抗してみせたが終局特異点のごとく、マスターやサーヴァントに狩り尽くされあっけなく終わった。
そのとき本体にトドメを刺したのは、紛れもなくあの三流探偵と刑部姫だった。
その後の話もあるが、奴は完膚なきまで
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