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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
幕間
幕間:丹下 真教
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おさがり≠フオナホとして使い込まれゴミとなったサーヴァントの再利用、自爆特攻を主とした使い捨ての兵士、通称ゾンビ兵≠フ開発にも成功。
それとアレだ。兵力不足の解消のためゾンビ兵だけでなく、サーヴァントの手足を切ってコンパクトにし、ロボットに組み込ませた試作型の英霊兵も完成させた。
今は霊基のみを定着させた制式採用型の開発にも取り掛かっている。
さらには代表の霊基書換で妊娠が可能になったサーヴァントを改造し、大量に兵士を産ませるプラントとして生まれ変わらせる開発も同時に進行中だ。
さぁ、これからもっと忙しくなる。
でも、楽しい。とても楽しくてたまらねぇんだ。
?
「以上が、今回の結果となります。」
そうして俺は技術顧問となり、端末をチェックしながら代表に昨今の研究成果と進行中のプロジェクトについて話している。
「そういや、まだ見つからねぇのか?」
と、代表があることを聞いてきた。
おそらくアレ≠フことだろう。
「ええ、まだですね。顔写真で実働部隊全員は彼の顔と特徴は分かっておりますが、未だに手がかりはゼロです。」
「ゲロマンコは?」
「それもまだですね。この前山本さんが何騎か捕らえて来ましたがどれもマスターがおり、皆違う人間でした。」
「ちっ…。」
舌打ちする代表。
彼には、どうしても探し出したい人物がいるのだ。
それが彼の弟。
写真を見せてもらったが、血の繋がった兄弟とは思えぬほど似ていなかった。
彼は、その弟が死ぬほど憎いらしいのだ。
さらに弟にはサーヴァントがいるらしく、それに酷く固執している。
代表が言ったゲロマンコとかいう品性の欠片も無いあだ名をつけられているのは葛飾北斎というサーヴァントだ。
「まぁこれだけの隊員がいるのです。毎日全国へ飛び立っていますし見つかるのも時間の問題でしょう。」
「まぁ、そうだな。あいつは1人、ゲロマンコとは離れ離れ。あんなクソバカ知恵遅れの弟のことだ、なーんもできねぇで泣き喚いてるに決まってる。」
酷い言われっぷりだなぁ…。
そう思いながら、俺は研究成果の続きを述べようとした。
その時だ。
「うわっ!?」
ポケットにしまっていたスマホが、突然輝き出したのだ。
「な、なんだこれ…!?」
眩いばかりの光を出すスマホ。
慌てて手に取るも、画面は真っ白に輝き続けている。
眩しさのあまり、俺も代表も手で覆い隠し目を凝らしてみていたのだが、
そうして数秒、光はやんだ。
スマホには何の異常もない。今まで通り使える。
ただ異常は、目の前にあった。
「遅れてすまぬな!余のマスターよ!」
「…!」
聞いたことのある声、
何度も何度も飽きるほどに聞いたこの声は、知っている
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