第五百二十九話 運命の海戦その十四
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「あの娘達ならね」
「きっとね」
「ええ、トップ歌手になれるわ」
「そうよね」
「歌とダンスにとてつもない才能があるから」
四人共というのだ。
「例えトイズがなくなっても」
「大丈夫ね」
「あの娘達ならね」
こう言うのだった。
「なれるわ」
「それは困ります」
アルセーヌが言ってきた。
「それは」
「あっ、貴女としては」
「ミルキィホームズが探偵であり」
そしてとだ、なのはに話した。
「競い合えるからです」
「貴女は生きがいがあるのね」
「競い合ってこそ」
探偵と怪盗としてというのだ。
「いいのですから」
「だからあの娘達が歌手になったら」
「そこで成功してもらいますと」
そうなると、というのだ。
「非常にです」
「困るのね」
「はい」
まさにというのだ。
「私としては」
「そうなのね」
「ですから」
それでというのだ。
「トイズがなくなって欲しくないですし」
「歌手になることもなのね」
「嫌です」
正直に言った。
「明智さんの時も残念でしたし」
「そう言えばあの娘一回アイドルになってるわ」
はやてがこのことを思い出した。
「そやったわ」
「そうだったわね」
フェイトははやてのその指摘に頷いた。
「そこからまたね」
「G4に戻ってるわ」
「それで今でもや」
「結構歌ってるわ」
「またそれが上手で」
「かなりのものね」
「G4も掛け替えのないライバルです」
アルセーヌは彼女達もそうだと述べた。
「ですから」
「あの娘もなんやな」
「アイドルになるよりも」
「警官でいて欲しいんやな」
「左様です、願わくばこれからも」
アルセーヌはさらに言った。
「ミルキィホームズそして明智さんにはです」
「アイドルではなくてやな」
「そのままでいて欲しいです」
こう言ってだった。
アルセーヌもまた戦っていった、戦いは続いていてだった。
二日三日と経てだった。
三日目の終わりになると遂に敵の数が減ってきた、かまどはその状況を見て隣にいるみねねに話した。
「そろそろだ」
「そうだね、この戦もね」
「終わるだ」
「後はスサノオだけだよ」
こう言うのだった。
「あいつだけだよ」
「そだな、あいつとの戦いが一番大変にしても」
「やってやろうね」
「皆でそうするだ」
「そうしようね、だからね」
それでと言うのだった。
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