第五百二十九話 運命の海戦その三
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「どうしても」
「その時はだ」
「それは大変だな」
「俺でなければ潰れている」
目がというのだ。
「洒落になっていない」
「目は駄目だろ」
才人も言うことだった。
「いつも思うけれどな」
「私だって鞭が限度だしね」
ルイズは自分のことを話した。
「流石に」
「安心して。痛くするだけだから」
その翔子が言ってきた。
「潰さないから」
「とんでもなく痛いんだが」
「けれどそうしないから」
潰さないというのだ。
「本当にね」
「そうなのか」
「だから私以外の娘のものは見たら駄目」
無表情で話した。
「そうして」
「仕方ないな」
「それではな」
「何だかんだでいいんですね」
ヒデヨシはこのことに驚いた。
「見ても」
「戦闘中や訓練中はいいわ」
翔子自身もこう言った。
「見えてしまうから」
「だからですか」
「それでも普段は見たら駄目」
「なら意識して目を逸らす」
「そうして」
翔子は雄二に述べた。
「これからも」
「それではな」
「ううん、前から思ってたんですが」
ヒデヨシはここまで聞いて言った。
「スカートならその下にです」
「ブルマか半ズボン穿けばいいのね」
「そうしたらいいですよね」
ルイズにも応えた。
「見られたくないなら」
「それはそうだけれど」
「ルイズさんそれは」
「学校の制服がこれだから」
それでというのだ。
「そういうのは穿かないのよ」
「そうなんですね」
「私はね」
「そういえばルイズって真面目だよな」
いつもかの傍にいる才人が言ってきた。
「校則とか絶対に守るしな」
「法律とかは守らないと駄目でしょ」
ルイズ自身の言葉である。
「それはね」
「絶対にか」
「そうよ、何があってもね」
「いい心掛けですね」
マッドローグが空から言ってきた。
「ルイズさんらしいです」
「そうかしら」
「はい、ルイズさんは真面目で優しい人です」
マッドローグはルイズ達を援護しつつ語った。
「非常に」
「それは買い被りでしょ、私性格悪いわよ」
「全然違う」
翔子がそれはと否定した。
「私いつも助けられているから」
「俺もだ、いつも危ない時はいつも気付いてくれてだ」
雄二も言うことだった。
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