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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第九話 絡み合う運命 ★
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る様に炉や砥ぎ場などに陣が描かれる。
大きさは大したことないのだが細かい。
なにせ小屋の中の蛇口から出る水まで魔力を纏わせる。
つまりあらゆるモノに魔力を纏わせ、それを使い剣を鍛える。
それこそ魔剣を鍛える魔術師の鍛冶場なのだ。
それにこの魔法陣が乱れると魔力が乱れて半端な剣しか出来ないので慎重に慌てず丁寧に魔法陣を描いていく。
でなんとか一日で形にはなった。
「ふむ。なんとかなるものだな」
汗だくになったのでお風呂に入って時計を見ればすでに夜の八時。
さすがに空腹なので、下ごしらえしていたフランスパンを焼き始める。
さらに挽肉があるのでハンバーグと粉吹芋を作る。
ハンバーグのソースはデミグラス。
さらに鯛のマリネをお皿に盛り完成。
「いただきます」
少し遅くなった夕飯を食べて、ソファーで紅茶を少し楽しみ、少し早いが眠りについた。
そして、次の日には軽く鍛錬をして朝食を摂り、まだ作業が続く。
なにせ今日のが本番。
小屋の中の魔法陣は完成している。
もちろん炉も砥ぎ場も完成している。
なのであと必要なモノは一つのみ。
だがこの最後の一つが大変なのだ。
これから作るのは循環の結界である。
魔剣の鍛冶場とは先に語ったように汲み上げた魔力を全てに纏わせる。
だが、ここに問題がある。
魔剣を鍛え精製するための魔力が淀むと上質の魔剣は出来ない。
よって魔力が溜まらないように、淀まないように、常に循環させる必要がある。
何が問題かというとこの結界の大きさである。
今回描く循環用の魔法陣は小屋を中心に半径二メートルの大きさである。
それをアゾット剣で描いていく。
ただもくもくと
もくもくと
もくもくと
もくもくと描き続ける。
そして
「で、出来た」
作業にかかること約六時間。
魔法陣が書き終わる。
で描き終わったら、今度は溶かした宝石を流しこんでいく。
これで魔法陣は完成した。
魔法陣の細かいところを確認していく。
問題はない。
なら最後の仕上げだ。
起動させる。
「―――
Anfang
(
セット
)
」
俺の詠唱と同時に魔法陣がぼんやり光り、そして見えなくなる。
そして、炉には自然と炎が生まれ、魔力は循環していく。
防音、認識阻害の結界は俺の家の周りにあるので小屋の周りに張る必要もない。
防音に関してはこれから同居人が増えたら別だが、今は不要だ。
小屋の中、外と最終確認を行うがどこも問題ない。
うまく魔力も循環しているし、炎の魔力も申し分ない。
無事完成したことに満足する。
だが
「……二日でそれも一人でする
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