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私が好きになった人は・・だった そして、親友の女の子とも・・
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 仮に大学生だとすると、バイトするなら地元の大学に決まっている。それに、お酒を飲めるんだだから、3年か4年だ。あの日焼けは運動部だ。それに、腕が逞しかったので、多分、ラグビーとか野球部かな。

「待ってよ 2年生だって、4月か5月生まれだったら、もう二十歳になってるんじゃーない? それに、運動部だったら、余計よー 打ち上げとか歓迎会とかでね」と、岬が付け足した。

「そうかー 確か、紗英のお兄さんって同じ大学だよね 知ってるか聞いてもらおうかー」

「だよね 知ってるかも」

 私は、早速、紗英に連絡して

「ねえ 私の探している一倉さん 大学生かも知れないんだよー 紗英のお兄さんと一緒のとこ だから、知ってるかどうか聞いてもらえないかなー」

「そうなのー ミミと岬がいろいろと話てたのって、やっぱり、そのことかー わかったー お兄ちゃん、お正月の間もボードに行っていて、今、居ないから帰ってきたら聞いてみるネ」

 私は、年が明けてもモンモンとして過ごしたのだが、紗英から連絡があって

「お兄ちゃん そんな名前居ないだろーって 一ノ瀬とか一棟って奴はいるけど・・って お兄ちゃんサッカーやってるから、2年生で運動部なら大概は知ってるんだけど・・って 3年4年になると全員は知らないってー」

「そう でも・・3年4年なら居るかもしれないんだね」

「そうなるかなー まだ 忘れてないのー あの人のこと」

「ウン 私も しつこいよねー 忘れてくれたほうがいいかもねー」

「ミミって 男の子には縁遠いのかと思ってたけど・・一度火が着くと一途なんだね」

「私もネ 自分でも こんななんだって思ってなかったワ」

 だけど、遠くに灯が見えたような気になっていた。もう一度会いたい。
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