第五百二十八話 ヒッティーンの血と汗その九
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「この場所はどうも」
「空から来る眼魔が多いな」
「はい、ですから」
その為にというのだ。
「出来ればアランさんには」
「わかった、空を跳んでな」
「そうして戦ってくれますか」
「そうさせてもらう」
「宜しくお願いします」
「こちらは空で戦える戦力がないです」
めぐるは残念そうに述べた。
「この場所では」
「その分不利でした」
すみれも言うことだった。
「そこを何とかしたいところでした」
「そこに私が来た、ならな」
「ここはですね」
「空にですね」
「上がらせてもらう、そうして戦う」
こう言って実際にだった。
ネクロムは空を多段ジャンプで飛ぶ様に跳びつつだった。
空の敵を戦い倒していった、マナはその状況を見て言った。
「やっぱり頼りになります」
「そうよね」
水澤葵も頷く、二人でレンの左右にそれぞれいる。
「ライダーの人達が来てくれたら」
「それだけで全く違います」
「頼りきるのは駄目だけれど」
「有り難いです」
「何かあったら言ってくれ」
ネクロムも言ってきた。
「そうしてくれたらな」
「来てくれてですか」
「一緒に戦ってくれるんですね」
「そうさせてもらう、可能ならだが」
それでもというのだ。
「来させてもらう、そしてだ」
「一緒に戦ってくれて」
「助けてくれるんですね、それなら」
葵はネクロムの言葉を聞いて言った。
「私達もです」
「そうです、葵」
マナはワルプルギスと共に戦いつつ話した。
「そうした時はです」
「私達も助けないとね」
「ライダーの方々に憧れてです」
そうしてというのだ。
「慕って頼るだけでなく」
「そのうえでね」
「そしてです」
そのうえでというのだ。
「一緒に戦いましょう」
「そうしましょう」
「そうです、私達もです」
バネヒゲはフェシングの構えを取って応えた。
「誰かがピンチに陥っているのなら」
「それなら駆け付けることだ」
スネックも言ってきた。
「ヒーローいやもっと言えば」
「人間ならな」
「そうしないとな」
スティンガーとイナズマックスも来た。
「そしてだ」
「お互いに助け合っていこうな」
「その通りですね」
「じゃあ皆で戦っていきましょう」
葵とマナも応えてそうしてだった。
戦士達は共に戦っていき多くの眼魔達を倒していった、画材眼魔はその戦局を見てそうして言うのだった。
「み、皆頑張ってるんだな」
「そうである」
音符眼魔も戦局を見て言う。
「ならである」
「こっちも頑張るんだな」
「済まないが応急手当てを頼む」
イケメンマスクが全身傷だらけで言ってきた。
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