第七十五話 デモその十
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「心の傷抉られるんだから」
「そうよね」
「絶対にそうなるわよね」
「自分がそうされたらって思ったら」
「最初から恋愛なんてしたくなくなるわよね」
「そうでしょ、恋愛は怖いってね」
この考えがというのだ。
「あるのよ」
「それは仕方ないわね」
「このお話神戸じゃ有名らしいし」
「東京校にまで伝わる位だからね」
「実際酷いお話だし」
「そのお話聞いたら恋愛も怖くなるわね」
「漫画とかラノベの恋愛は素敵だけれど」
それでもとだ、咲は話した。
「ゲームでもね」
「現実って違うからね」
「そうそう上手くいかないし」
「とんでもない展開もあるしね」
「漫画とかラノベってここまでならないからね」
「失恋はあっても」
「私漫画やラノベの恋愛ならいいわ」
咲は心から言った。
「特にゲームだとね」
「ゲームだとこっちの容姿関係ないしね」
「選択肢選んでると恋愛度上がるし」
「それでハッピーエンドになるし」
「ああいうのだといいわね」
「それならね、けれどね」
それでもと言うのだた。
「現実はこんなことがあるから」
「そうよね」
「何を選んでいいかわからないしね」
「攻略サイトとかもないし」
「そうしたものだから」
「物凄く難しいわ、それでゲームだとバッドエンドになっても」
相手と結ばれずに終わってもというのだ。
「そんな散々な目に遭わないから」
「そうよね」
「バッドエンドにしても酷過ぎるわよね」
「振られるどころか友達と思っていた相手に縁切られて」
「しかも振られたことずっと言われるとか」
クラスメイト達も言った。
「バッドエンド過ぎるわよ」
「ゲームでそんな結末ないわよ」
「そりゃ刺されたり自殺したりとかね」
咲はこうしたケースも話した。
「まあね」
「あるにはあるのね」
「ゲームでも」
「そうなのね」
「ええ、アニメでもね」
そうした結末はというのだ。
「韓流ドラマでも振られた方は悲惨な末路だし」
「あそこのドラマってそうよね」
「恋愛ドラマ多いけれど」
「失恋したら結末悲惨よね」
「まさに奈落の底よね」
「そうなるけれど」
それでもというのだ。
「ここまでってそうはないから」
「韓流ドラマでも」
「正直その人何したのってレベルでの末路だからね」
「若し私そんな目に遭ったら人間性変わるわよ」
「私だってそうよ」
「それが現実だからね、現実のバッドエンドは地獄よ」
創作の世界と違ってというのだ。
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