第十幕その五
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「最近のオズの都ではなの」
「半ズボンタイプの水着ね」
「しかもすぐ乾くの」
オズマはつぎはぎ娘にこのこともお話しました。
「だから余計にいいのよ」
「それはいい水着ね」
「だからね」
「皆半ズボンなのね」
「そうなのよ、男の人もね」
「いや、動きやすいしこのままお水にも入られるからね」
ボームさんも笑顔で言います。
「快適だよね」
「全くだね」
魔法使いはボームさんに応えました、勿論この人達も半ズボンタイプの水着です。デニムみたいな生地のそれはお洒落でもあります。
「では準備体操をして」
「それからだね」
「プールに入って泳いだり」
「遊んだりしてね」
「プールサイドでくつろいだり」
「ジュースやフルーツカクテルを楽しもうね」
「そして食べようね」
腹ペコタイガーは何といってもこちらでした。
「そうしようね」
「何を食べるのかな」
「何といっても最初はカレーだよ」
腹ペコタイガーはボームさんの質問に即座に答えました。
「僕の場合はね」
「やっぱり君はそうだね」
「ハンバーガーや唐揚げも食べたいけれど」
それよりもというのです。
「まずはね」
「カレーだね」
「それを食べてね」
そうしてというのです。
「他のものもだよ」
「食べるんだね」
「そうしたいよ」
「ええ、ではカレーを用意するわね」
ジュリアが腹ペコタイガーににこりとして言ってきました。
「今から」
「楽しみに待っているよ」
「山盛りよね」
「その山盛りのカレーをね」
「十杯かしら」
「十五杯は食べるよ」
こう言うのでした。
「是非ね」
「十五杯ね」
「うん、それだけ食べてね」
そうしてというのです。
「お腹が空いたらだよ」
「他のものね」
「そうするよ」
こう言うのでした。
「今日はね」
「わかったわ、ではね」
「カレーをだね」
「今から持って来るわ」
こうしたお話もしてでした。
皆は王宮のプールで泳いで遊んでです。
楽しみはじめました、その中で。
臆病ライオンはプールサイドに寝そべって大きな欠伸を出しました、そうしてからプールの中にいて風船をボールみたいに投げ合って遊んでいる神宝達五人に言いました。
「楽しんでるね」
「うん、凄くね」
「楽しいわ」
「泳いで遊んでね」
「日差しもいいしね」
「周りの景色も素敵だし」
「そうだね、リゾートをしているみたいだね」
臆病ライオンもこう言いました。
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