第十幕その三
[8]前話 [2]次話
「そうした楽しみ方もあるよ」
「そうだね」
「フルーツカクテルを飲むのもいいね」
「日差しの中で寝るのが一番よ」
エリカはこう言いました。
「もうね」
「あんたが一番好きなことよね」
「そうよ」
エリカはビリーナに何と言ってもという声で応えました。
「それはね」
「そうよね」
「だからね」
それでというのです。
「私としてはよ」
「若し皆でプールサイドで遊ぶのなら」
「もうね」
「お昼寝ね」
「日差しを浴びながらね」
そのうえでというのです。
「楽しみたいわ」
「そうなるわね、なら私もね」
「寝るのね」
「そうしたいわね」
「王宮には立派なプールがあってね」
魔法使いも笑顔でお話しました。
「そして都にはテーマパークみたいにね」
「凄いプールがありますね」
「うん、幾つもプールがあってね」
ジュリアにも応えます。
「その中に」
「ウォータースライダーもあって」
「お風呂やサウナもある」
「素敵な場所ですよね」
「あそこもあるね」
「どちらでも楽しめばいいかな」
ムシノスケ教授はこう考えました。
「明日は王宮のプールで明後日は都のでとね」
「いいね」
腹ペコタイガーは教授の言葉に頷きました。
「それも」
「そうだね」
「夜のプールもいいしね」
「レジャー施設でもいいね」
「どちらでもね」
「一つだけでなくだよ」
「今日はこっち明日はあっちでだね」
「楽しめばいいんだよ」
「名案ーーですーーね」
チクタクも教授の言葉に賛成でした。
「それーーは」
「チクタクもそう言ってくれるね」
「そのーー通りーーです」
「私としては泳いだ後の読書がまたいいから」
「そうなのーーですーーか」
「身体を動かした後の学問ははかどるのだよ」
教授は目を笑わせて言いました。
「身体も頭もすっきりしてね」
「そうーーですーーか」
「だから毎日だよ」
それこそというのです。
「私もスポーツをしているよ」
「そうそう、身体を動かすと食べるものも美味しいよね」
食いしん坊の腹ペコタイガーは舌なめずりしています。
「例えばカレーライスなんかね」
「君本当にカレー好きだね」
カルロスはそんな腹ペコタイガーの言葉を聞いて言いました。
「色々好きだけれど」
「そうよね、何でも好きだけれど」
恵梨香も言いました。
「特に何かっていったら」
「腹ペコタイガーさんはカレーよね」
ナターシャが見てもでした。
「一番の好物は」
「そうだね、僕達も好きだけれど」
ジョージは自分達もと言いました。
「腹ペコタイガーさんもだね」
「だから今もだね」
神宝も言いました。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ