第五百二十七話 厳島の奮闘その六
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「いいかと」
「それでは」
「今はです」
「このままですね」
「私達も支えていきましょう」
戦う者達をというのだ。
「そうしていきましょう」
「ここでもね」
「そしてね」
「スサノオも引き摺り出しましょう」
「スサノオはもういるりゅい」
ビミィは彼を見て言った、三人の博士の後で。
「クロノスの真っ黒になってる奴りゅい」
「後方にいますね」
ウルスラが応えた。
「敵の大群の」
「そうりゅい」
「そこから戦局を見ていますが」
「それだけりゅい」
「別に指示等は出していません」
全くというのだ。
「スサノオは」
「そう考えると安心ですが」
クルミが言ってきた。
「最後の最後に出て来ますね」
「そうね、じゃあね」
「その最後までね」
「戦っていきましょう」
もり子、そり子、せわし子も言ってだった。
戦士達を自分達の職場で戦い前線で戦う者達を支えていた、シャルロット=ブリューはその中で戦いつつ述べた。
「ここでも大変な戦いだけれど」
「それでもですね」
隣で矢を放つ紗矢華が応えた。
「こうしてです」
「悪実に倒していっているから」
「はい、ですから」
それでというのだ。
「このままです」
「倒していくことね」
「そうですね」
「ああ、しかしな」
大兎がヒメアと共に戦いつつ言ってきた。
「この戦いでもな」
「ちょっと、大丈夫?」
「あの、右手吹き飛んでますよ」
「だから今からくっつけてな」
大兎は心配するシャルロットと紗矢華に笑って応えた。
「治療するな」
「大兎、ちょっと待っててね」
ヒメアが横から優しく言ってきた。
「手当するから」
「ああ、悪いな」
「すぐにくっつくから」
「あんたはそうそう死なないけれどね」
シャルロットも長い間共に戦ってきて彼のこのことはわかっている、だがそれでもと言うのだった。
「痛いことは痛いでしょ」
「かなりな」
「だったらね」
それならというのだ。
「あまりよ」
「無茶はしないことか」
「歩もだけれど」
彼のことも話した。
「幾ら不死身に近いとかゾンビでもね」
「無茶はか」
「しないことよ」
「そういえば貴女さっき首探してたわね」
モンモランシーは魔法で援護しつつ言ってきた。
「自分のを」
「見付かったよ」
「だから今ちゃんと戦ってわね」
「やっぱり頭がないとな」
モンモランシーに笑って話した。
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