第五百二十七話 厳島の奮闘その五
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「場合によっては下がってもらいましょう」
「ポルシェティーガーがそうね」
臣美はその戦車のダメージの度合いを見て言った。
「ここは」
「あの車両がですね」
「元々結構脆いところもあるし」
「稼動部分が」
「そこにダメージを受けてきているからよ」
それでというのだ。
「もうね」
「ここはですか」
「ポルシェティーガーを下がらせるわ」
そうするというのだ。
「そして整備を受けてもらうわ」
「それでは」
「あとです」
「水奈さんと火奈さんですね」
「お二人もですね」
いつきとむつみ、ななせが話した。
「ダメージが深刻です」
「ですからここは下がってもらいましょう」
「そうしてもらいましょう」
「よし、じゃあな」
「その穴を埋めるか」
ルーシアとメーガンが出て来た。
「二人休むなら」
「二人間に入ればいいわね」
「それでお願いします」
尊もそれでいいと答えた。
「この度は」
「それじゃあね」
「言って来るな」
「その様に」
「今回も本当に激しい戦いりゅい」
ビミィも戦局を見て話した。
「とてもりゅい」
「はい、東からだけでなく」
鳴海クルミが言ってきた。
「海からもです」
「来ているりゅい」
「我々は二方向から攻められています」
「だから余計に厄介りゅい」
「ここはですね」
尊は再び冷静に述べた。
「城跡を拠点として」
「そうしてりゅい」
「守りつつ戦うこともです」
それもというのだ。
「手かも知れません」
「そうね、要は勝てばいいし」
「それならね」
「守りを固めるのも手ね」
もり子、そり子、せわし子は尊の提案に頷いた。
「それはそれでね」
「いいかもね」
「無理だって思ったら」
「既に後方はそちらにありますし」
クルミはそれでと述べた。
「悪手ではありません、しかし」
「それでもですか」
「今はこのまま戦ってもです」
こう尊に話した。
「いいかと」
「無理な状況でないので」
「ですから」
それでというのだ。
「いいかと」
「そうですか」
「下がることは何時でも出来ますし」
「無理な状況でないのなら」
「それならです」
「このままですね」
「戦ってもです」
その様にしてもというのだ。
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