第二章
[8]前話
食事の後で実際にその人と犬のところに行って話した、男性は優しい感じで短くしたグレーの髪も似合っていた。
音楽を聴きながら雄のレッドリバーと一緒にいたがエリカ達から頼まれると。
「僕なんか撮っていいのかな」
「はい、あまりにも絵になってますので」
エリカは男性に笑顔で答えた。
「どうか」
「僕とジョナサンがだね」
「ワン」
「はい」
犬も見つつ答えた、その声を聴きつつ。
「そうですので」
「動画にだね」
「撮らせてもらって」
そしてというのだ。
「世の人達にもです」
「観てもらうんだ」
「駄目でしょうか」
「俳優でもないけれどいいんだね」
男性は笑ってこうも言った。
「もっともギャラは要求しないけれど」
「はい、どうか」
エリカの返事は変わらなかった。
「お願いします」
「そこまで言うならね」
それならとだ、男性も頷いてだった。
動画を撮ることを許した、するとだった。
エリカはチックトックで撮って世に広めた、動画はすぐに拡散され。
評判になった、この時一緒にいた友人は後日エリカに話した。
「あの動画評判になっていて」
「それになの」
「ええ、あの人どうも音楽の先生だってね」
「そのこともわかったの」
「あの人の知り合いの人も動画観て」
そうしてというのだ。
「その人がお話してくれたのよ」
「貴女になのね」
「そうしてくれたの、いつもね」
エリカにさらに話した。
「ああしてね」
「愛犬となのね」
「そう、あの子とね」
「そうなのね」
「そのお話もね」
エリカに笑顔のまま話した。
「聞かせてもらったけれど」
「聞かせてくれるかしら」
すぐにだった。
友人はエリカに頼んだ、そして。
エリカもいいわと答えて話した、その話はとても素敵なもの聞く彼女だけでなくエリカも楽しい時間を過ごせた。ただ観ていて素晴らしいだけではなかったのだった。
海沿いの友情 完
2022・11・26
[8]前話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ