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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第百四十一話 『ZEI銀泥棒粛清作戦・第二段階ズェイガズヴォゴジュギュウジャ殲滅作戦』その4 人間はみんなこの世界に産まれたときから死ぬことが決まっているのに金持ちになって人生の勝ち組になりたいとか思っている奴らは自分たちが最初から死の運命に負けるしかない人生の負け組であることに気づけ!
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っていた。
「ふぅ...やっと死体になってくれたか」
「それで、この死体の持ち主はどうやって決めんのよ!」
「それならこのズェイガズヴォゴジュギュウジャの死体で手に入れた五百万円をここにいるみんなで山分けするのはどうだろう?」
「ふざけんな!そんなことしたら俺は借金、返せねぇんだよ!」
「そんなの知らないわよ!私は五百万円が欲しくで、このZEI銀泥棒を殺したのよ!」
「ちょっと待てよ!最初にこのズェイガズヴォゴジュギュウジャの頭部を金属バットで殴ったのは俺だぜ」
「それが理由で死んだとは限らないだろ!」
「そうよ!一発だけで死んだとは限らないわ!」
「とにかく、このズェイガズヴォゴジュギュウジャは死んで死体になった、この死体は悪いが誰にも譲るわけにはいかない」
「それはこっちのセリフよ」
五百万円の賞金がかけられたズェイガズヴォゴジュギュウジャの男の死体の所有権をめぐって、納ZEI者達の醜い争いが始まる。
それぞれ手に鈍器を持った賞金目当ての納ZEI者たちが互いに殺し合う光景はまさに人間という生き物がこの地球上でもっとも醜い動物であることを証明していた。
このようなズェイガズヴォゴジュギュウジャの死体をめぐる納ZEI者同士の醜い争いが今、全国各地で発生している。
そして、先程の納ZEI者同士の醜い争いで生き残った女がズェイガズヴォゴジュギュウジャの男の死体を肩に担いで付近の駐車場に止めてあった自動車の後部座席に放り込む。
「これで五百万円は私のものよ...あれ?」
納ZEI者の女は自分の額から生暖かい液体が垂れてくることに気づく。
その液体が血液であることを確認した次の瞬間にはもう、女は目の前が真っ暗になっていた。
そして、すぐに納ZEI者の女は背中から仰向けに倒れた。
おそらく先ほどの納ZEI者同士の醜い争いの際に頭部を負傷していたのだろう。
物陰から納ZEI者の女の死亡を確認した賞金目当ての納ZEI者の男が女の車からズェイガズヴォゴジュギュウジャの男の死体を引きずり下ろし、肩に担ぐ。
そして、そのままTHE翼の基地を目指して歩き始めた。
「待ってろエミ...!このズェイガズヴォゴジュギュウジャの死体でもらえる五百万円を手術費に使って、必ず難病のお前の命を救ってやるからな!」
醜くもあれば美しくもある、それが人間のいいところであり、悪いところでもある。

次回予告 『ZEI銀泥棒粛清作戦・第二段階ズェイガズヴォゴジュギュウジャ殲滅作戦』その5 レジでハシくれって言ってないのに、入りますか?って聞いてくる女は早朝の線路で側転しろ!

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