西ゼムリア通商会議〜ゼムリア連合の提唱〜
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は第9条の通り軍事介入せざるを得ないのですから。」
「2度手間になるくらいなら、メンフィルがエレボニアの統治に直接的に介入できる時に、ハーメルの一件を公表させた方が”ハーメル”関連にかかるメンフィルの手間もまだマシという訳か………………ちなみに公女は”百日戦役”の件でのリベールに対する賠償金の問題はどう考えている?既にエレボニアに莫大な賠償金を科したメンフィルである我らが意見するのはどうかと思うが、ただでさえメンフィルへの賠償金の支払いだけで精一杯だと考えられるのにそこに”百日戦役”の件でのリベールへの賠償金の支払いも加われば、確実に国家の経営にも支障が出てくる事が考えられるが?」
ミルディーヌ公女の意見を聞いたセシリアとシルヴァン皇帝はそれぞれ考え込んだ後、シルヴァン皇帝はある事をミルディーヌ公女に訊ねた。
「その件に関しては恐れ多くはありますが、まずはメンフィル帝国がエレボニア帝国の代わりにリベール王国に”百日戦役”関連の賠償金を支払って頂き、その後リベール王国に支払った賠償金を今回の戦争の件での賠償金に上乗せして頂きたいと愚考致しますわ。」
「え………それはつまりメンフィル帝国に”百日戦役”の件でのエレボニアに科せられた”賠償金の支払いの肩代わり”をしてもらうという事ですよね……?一体何の為に……」
「!賠償金の支払い先をメンフィル帝国に一本化する事で、国家経営に支障が出ないレベルでの賠償金の支払いが可能になると考えられているようですね……」
「なるほどな。メンフィルに支払わなければならない賠償金は増額し、支払い期間も当初の予定よりも延長せざるを得ないだろうが、”賠償金の支払い先がメンフィルとリベールではなく、メンフィルのみ”ならば、賠償金の支払い先が一国から二国に増えた事によって発生した様々な”懸念”も解決するだろうな。」
「だけど、それはさすがにエレボニアにとって都合が良すぎじゃないかしら?そもそもメンフィルは幾らエレボニアを”保護”しているとは言ってもそこまでする”義務”はないわよ?”百日戦役と今回の戦争は別件”なのだから。」
シルヴァン皇帝の問いかけに対して答えたミルディーヌ公女の答えを聞いたセドリックは呆けた声を出した後戸惑いの表情で疑問を口にし、ミルディーヌ公女の考えを悟ったレーグニッツ知事は目を見開いて答え、レーグニッツ知事の推測を聞いたヴァイスは納得した様子で呟き、ルイーネは真剣な表情でミルディーヌ公女に指摘した。
「はい。ですから、”エレボニアの代わりにリベールに支払った賠償金の部分に関しては賠償金の支払いを完遂するまで一定の年数ごとに利息を上乗せし続けて頂ければ”と。」
「そんな……今回の戦争の件に関する賠償金に百日戦役の件に関する賠償金が上乗せされた時点でエレボ
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