暁 〜小説投稿サイト〜
子犬からのプレゼント
第二章

[8]前話
「毎日なのよ」
「こうしてなのね」
「プレゼントをね」
「してくれるの」
「そうなの」
 こうレイチェルに話した。
「この子は」
「いい子ね」
「とてもね、だからね」
 優しい目でさらに話した。
「いつも嬉しいとね」
「思ってるのね」
「そうなのね、実はね」
「実は?」
「私南アフリカから来たけれど」
 自分のことを話してだった。
 ガンナーのことも話した、するとだった。
「同じね」
「そうでしょ」
「ええ、この子とね」
「ワン」
 オラワンはここで鳴いたトゥアプーを見つつ応えた。
「いい子ね」
「とてもね」
「そうした子こそね」
「幸せにならないとね」
「それでその子はなって」
「その子もよね」
「そう思ったわ、それじゃあ」
 是非にという言葉だった。
「私もね」
「ご飯をあげて」
「毎日ね」
「それで幸せにするわね」
「ええ」
 その通りだと答えた。
「そうするわ」
「そうしてあげてね」
「誰もが幸せになるべきで」
「いい子ならね」
「絶対よね」
「そうよね」
 レイチェルもそれはと頷いた。
「本当に」
「ではこれからも」
「お互いに頑張っていきましょう」
「南アフリカとタイでね」
 二人で笑顔で話した、レイチェルにとってはこのことだけでもいい旅行になった。それで帰国しても実に快く犬達を助ける活動を行えた。


子犬からのプレゼント   完


                  2022・11・25
[8]前話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ