暁 〜小説投稿サイト〜
ハッピークローバー
第四十二話 カレーライスを食べてその六

[8]前話 [2]次話
「お世辞にもでしょ」
「ええ、いいところじゃないわね」
「ああした政党にね」
「変な政治家さん多いから」
「そうした人達にはよ」
「最悪の場合が多いから?」
「それでね」
 その為にというのだ。
「絶対によ」
「投票しない様にして」
「少しでもましな人にね」
「投票することね」
「そうすることよ。駄目なのは選挙に行かない」 
 これがというのだ。
「それよ」
「選挙は行くことね」
「だって選挙って投票場所いつもお家の近くにあるから」
「歩いて行ける様な?」
「そうした場所にあるからね」
「ちょっと行くだけね」
「それだけだから」
 少しの手間だからだというのだ。
「もうね」
「行くことね」
「ちょっと行くだけで行かないなんて」
 それこそというのだ。
「もうね」
「問題外ね」
「そう、だからね」
 それでというのだ。
「行くべきよ」
「すぐに終わるから」
「それで投票する人の名前と政党書いてね」
「投票して終わり?」
「それだけだから」
「もうなのね」
「行かないと駄目よ」
 選挙にはというのだ。
「それ位のことで済むから」
「選挙には行くことね」
「誰がなっても同じとか」
 俗に言われることである。
「違うからね」
「今の野党の人達が政権に就いたら?」
「前それで滅茶苦茶になったから」
 母はこの時のことも話した。
「何も出来ないどころかとんでもないことばかりして」
「酷かったっていうわね」
「最低だったからね」
「誰がなっても一緒じゃないのね」
「変な人選んでも駄目だし」
「選挙に行かなくても駄目なのね」
「大体変な人には変な人がついてね」 
 支持してというのだ。
「投票するのよ」
「そうした人達は選挙に行くのね」
「そうよ、お祖父ちゃんやお祖母ちゃんより少し下の年代の人達に多いかしら」
 母は少し考えてから答えた。
「学生運動やっていた様な」
「あの年代の人達はなの」
「ああした変な人達を支持してね」
「選挙に行くのね」
「あの頃はああした考えが普通って言われていたから」
 学生運動の頃はだ。
「革命とか何とかね」
「共産主義ね」
「北朝鮮も人気があったのよ」
 その頃はそうであったのだ。
「いい国だってね」
「思われていたのね」
「現実は置いておいてね」
「あそこは駄目でしょ」  
 留奈は冷めた目で一言で言った。
「絶対に」
「今は皆わかってるけれどね」
「当時はわかってなかったのね」
「それでね」 
 このことはマスコミや知識人の喧伝もあった、政党ぐるみで北朝鮮におもねっていた政党も存在していた程だ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ