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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第七話 就職先と……
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「英語とドイツ語、スペイン語、アラビア語、中国語、その他、主要な言語は使える」
と言ったらものすごく驚いた顔をされた。
確かに九歳の子供がそれだけの知識を持っていたら驚くだろうな。
ちなみになぜこれだけ俺の知識レベルが上がったかというと、はっちゃけ爺さんの修行の一環である。
「わしの弟子ならばそれぐらい出来ねば話にならんからな」
の一言で勉強という名の地獄が始まった。
一問間違えば拳が飛んできて、二問間違えば魔弾が飛んできて、三問間違えば魔弾の雨が降り、それ以上間違えば宝石剣の斬撃が襲いかかる。
命がけの勉強であった。
二度としたいとは間違っても思わないが、それにより俺の頭は鍛え上げられたのだ。
なんか思考がずれたから戻そう。
俺の思考がずれた間、忍さんもなにか考え事をしていたようだが何か頷き
「小学校に入ってくれたら、希望の職を用意するわ。
もちろん給料も一般人レベルだしたっていいわよ」
ととんでもないことをおっしゃった。
……なぜこの人はなぜそこまでサービスする?
いや、それ以前に
「……そこまでして俺を小学校に入れたいですか?」
「もちろん」
即答ですか。
ここまで来るとどうやってでも俺を小学校に入れようとしそうだ。
「それに戸籍を作る上でその年だと、どうしても義務教育っていうのに引っかかるしね〜」
「うぐっ」
この世界にも義務教育は存在するらしい。
ああ、逃げ場が減っていく。
さすがに諦めねばならんか
「わかりました。行きますよ」
「本当!!」
忍さんのうれしそうな顔を見て、一瞬後悔した。
大丈夫だよな?
割烹着の悪魔と似た雰囲気を持つこの人を信用していいのか若干悩むがたぶん、おそらく、生命には関わることがないと思っている。
もとい、心より願っている。
「ただし! 俺の希望の職があった場合のみです」
俺の言葉に神妙に忍さんが静かに頷く。
希望の職を用意すると言っていたが限度はあるはずだ。
この条件を付ければ、うまくいきさえすれば小学校は回避できる。
もっとも本当にどんな職種でも用意されれば小学校に行くしかないのだろうけど。
しかし、自分で言った事なのだが、希望の職種か。
何があるだろうか?
今までのバイトや仕事の経験なら居酒屋を含めた飲食店のアルバイト。
バイクと車の整備。
バイクは雷画爺さんの頼みでよくやっていたし、戦場では車やバイクなどの乗り物は貴重であり、修理して使うなんて当たり前だったから自然と身についた。
後は執事ぐらいか。
「飲食店系のウェイター、車やバイクの整備系、あとは執事ぐらいです」
俺の言葉に一気に忍さんの顔が笑顔
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