第五百二十六話 長篠の川を挟んでその十三
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「毎日白ですね、アリスさんも」
「ちょっと、私も見てるの?」
「見えるんです」
「わざとじゃないのね」
「もう普通に見えてますから」
アリスにも言った。
「ですから」
「そうだといいけれど」
「それなら許してあげるわ」
寧々もそれはいいとした。
「わざとじゃないなら」
「まあ桜井君のそうした欲は凄いけれど」
りんなも言ってきた。
「けれどね」
「それでもですか」
「そういうのを入れてね」
そのうえでというのだ。
「いいと思うわ」
「この器は尋常ではない」
ターリャが見てもだ。
「本当にな」
「そうだね」
ゴーシュも認めることだった。
「智樹君の器が凄いよ」
「そうでしょ」
「大物です」
ゴーシュはりんなに答えた。
「ドスケベでも」
「そちらも凄いけれどね」
「器もです」
「本当にね」
「俺は器は小さいですよ」
智樹はこのことは笑って否定した。
「本当に」
「そう言うからだよ、じゃあ僕また戦って来るけれど」
ゴーシュは智樹に目を嗤わせて話した。
「宜しくお願いするね」
「はい、戦場を見ていきます」
智樹は元の等身で話した、そうして戦場でイカロス達だけでなく他の仲間達に対しても指示を出すのだった。
戦う中でだ、ティオネはティオナに話した。
「三日目も終わってきて」
「ええ、それでね」
ティオナも応えた。
「ロイミュードも減ってきたわね」
「そうなってきました」
ブレンが姉妹に応えた、二人をフォローして戦いながら。
「ではです」
「はい、後はですね」
「残った敵の相当ですね」
「それに入りましょう、そして」
ブレンはさらに話した。
「スサノオだけになれば」
「その時はですね」
アスフィが言ってきた。
「私達全員で」
「戦いましょう」
「しかしそれからも大変だからな」
たんころりんはアスフィの横で言った。
「スサノオも強いからな」
「そうです、ですから」
ブレンも話した。
「それからもです」
「油断しないでな」
「戦っていきましょう」
「それじゃあな」
「あの」
アスフィは戦局を見て話した。
「右の戦力が足りないです」
「俺が行く」
すぐにハートが言ってきた。
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