第五百二十六話 長篠の川を挟んでその十二
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「かなりな」
「お前やっぱりかなりドスケベだな」
「ああ、そうだよ」
居直って認めた。
「悪いかよ」
「それで訓練の時あたし達見てるんだな」
「ブルマの時もな」
「リアスさん達もだよな」
「ブルマってのは見られる為のものだろ」
智樹は居直ったまま力説した。
「当然葉月さん達だってな」
「あかりやあかねやたまもかよ」
「皆だよ」
言うまでもない、そうした口調だった。
「めぐるさんすみれさだってな」
「本当に徹底してるな」
「若しだ」
ターリャが銃を手に言って来た。
「私を盗撮でもしたらだ」
「撃ちますか?」
「いや、君は幼女には興味がないな」
「はい、ないです」
智樹は元の等身に戻って答えた。
「俺も小さな女の子は興味はないです」
「それならいい」
「はい、ターリャさんはそうした目で見ないです」
「というか幼女までっていうとな」
啓太もそれはと腕を組んで言った。
「流石に俺だってな」
「フォロー出来ないな」
「もうな」
クーファに答えた。
「智樹もそこまでじゃないな」
「幼女に手を出す様なら」
美香子がドス黒い笑みで言ってきた。
「会長も黙ってないわよ」
「そうですよね」
「消えてもらうわ」
笑っているが言葉は本気だった。
「智樹君がそんな人ならね」
「だから俺も流石にです」
「小さな子はよね」
「一切ですから」
「そこが好漢が持てる」
ゲルドも言うことだった。
「智樹はな」
「人はしてはならないことがあるからな」
叡山も言うことだった。
「俺もそれはわかっているつもりだ」
「あんたでもかよ」
「当たり前だ、殺人や放火はしないからな」
さりなに本気で話した。
「だからな」
「それでか」
「ああ、桜井もそこは絶対にな」
「はい、護ります」
「盗撮してそれを売るのもな」
叡山はそれもと話した。
「見る位にしろ」
「見ても充分犯罪よ」
寧々が蕎麦を打ちつつ言ってきた、叡山は叡山で湯豆腐を作っていてそれを出す用意をしている。その彼に言うのだった。
「盗撮は」
「だからせめてだよ」
それはとだ、叡山は返した。
「実際はそれもな」
「するなって言うのね」
「話の例えで言ったんだ」
「それならいいけれど」
「桜井の欲は相当だからな」
「私のスカートの中も見ていたわね」
寧々は智樹を横目で見つつ言った。
「それも昨日も今日も」
「あっ、寧々さんのスカートもひらひら動くんで」
いつもの二等身のいやらしそうな笑顔で話した。
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