第五百二十六話 長篠の川を挟んでその四
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「我等の世界で言うとディアブロ殿か」
「あの人もめっちゃ強いしな」
「しかも戦いとなるとである」
「一切容赦せんしな」
「そうした感じであるな」
「言われてみるとそやな」
「そうした人も大勢いるから」
ここで言ったのは春鹿だった。
「私達は強いのね」
「いや、春鹿ちゃんもな」
「私もですか」
「そのスピードめっちゃ凄いから」
はやては春鹿にも話した。
「そやからな」
「強いですか」
「かなりな」
「そうだといいですが」
「伊達にそっちの世界でエスランクやないで」
その域に達していないというのだ。
「ほんまにな」
「そうですか」
「皆凄いで」
綾火は魔女達の中で別格なのは事実にしてもというのだ。
「ほんまに」
「では私もですか」
「春鹿ちゃんは春鹿ちゃんでな」
それでというのだ。
「やっていったらええわ」
「そうですあか」
「あんじょうな」
「それでは」
「それぞれの戦い方があるのよ」
なのはは優しく話した。
「だから自分が劣っているとかじゃなくて」
「それぞれの個性で、ですね」
「力を発揮して」
そうしてというのだ。
「戦っていきましょう」
「わかりました」
春鹿は確かな顔になって頷いてだった。
なのは達と共に戦っていった、戦場はかなりの激しさで怪我をする者も多く彼等は即座に後方に下がり。
手当てを受けち、ひまわりは手当てを受けつつ憮然として言った。
「しくじったわ」
「いや、健闘だったぞ」
共に手当てを受けるアスタは力説した。
「俺を助けてだっただろ」
「私の計算だと二人共無傷で脱出出来た」
「そうだったのか?」
「だからしくじった」
憮然としたまま述べた。
「私は兎も角アスタさんまでだったから」
「俺は平気だぞ」
「けれど怪我をした」
口ではそう言ってもというのだ。
「だから残念」
「怪我をしたことは事実だが」
ロキは姉のフレイと共にいつつ話した。
「あの状況では二人共無傷なのは無理だった」
「ええ、集中攻撃受けていたから」
姉のフレイも言ってきた。
「そこで悔やんでもね」
「過剰だと思うが」
「そうかしら」
「ええ、私達から見るとね」
「そうなる」
「そうなの。二人が言うなら」
ひまわりはそれならと頷いた。
「そうかも」
「怪我なんか普通だろ」
またアスタが言ってきた。
「助かったから問題ないさ」
「アスタさんはいつもそう言うわね」
「生きていたらそれでいいからな」
アスタはこいも言った。
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