第五百二十六話 長篠の川を挟んでその二
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「やっぱりな」
「そうした陣であるべきだ」
「そこに戦力を置いてな」
「後方を充実させる」
その様にするというのだ。
「そうしてこそだ」
「確かに戦えるな」
「ここではな」
「俺達は丁度織田軍の場所にいるんだよな」
詩島が言ってきた。
「そうだよな」
「その通りです」
ブレンが応えてきた。
「今の我々は」
「勝った方か」
「武田家の方でもよかったのですが」
布陣の場所はというのだ。
「ですがその方がです」
「いいか」
「これは戦の勝敗ではなくです」
それで布陣せずにというのだ。
「その方が戦いやすいと考えたので」
「それでだな」
チェイスが応えた、もっと言えばチェイスの元になり彼と精神が一つになった彼である。
「こちらの方がだ」
「いいですね」
「俺もそう思う」
「ブレンが言うなら間違いはない」
ハートは笑って言い切った。
「しっかり見て考えているからな」
「そう言ってくれますか」
「これまでもそうだったし今もこの場所をよく見てくれたじゃないか」
ハートはブレン本人にも話した。
「それで信じない筈がない」
「その期待に応える様にしました」
「布陣はこれで問題ありませんわ」
メディックも太鼓判を押した。
「後は私達がどう戦うかですわ」
「そう、後は皆で頑張ることだよ」
本願寺が微笑んで言ってきた。
「だから皆頑張っていこうね」
「わかったです、本願寺さんが言われるなら」
夜々は彼のその言葉に頷いていた。
「不思議と安心出来ます」
「そうなのよね、これが」
「はい、一見いい加減な様でいつもよく見ておられるので」
「納得出来ます」
「信頼出来るのよ」
林檎に水花、栗、花梨も言う。
「だからここは」
「本願寺さんの言われることを信じて」
「そうしてです」
「戦っていきましょう」
「食べもののお薬も充分以上にあるからね」
本願寺はこうも言った。
「だから安心して全力で戦っていこうね」
「そろそろ時間だよ」
ジャスミンが時間をチェックして言ってきた。
「じゃあ皆宜しく頼んだよ」
「うむ、では進ノ介いいな」
「何時でもいけるさ、ベルトさん」
泊はジャスミンの言葉を受けたベルトさんの言葉に明るい顔と声で応えた、そうして敵が出て来たその時にだった。
ライダー達は変身し他の戦士達も身構えてだった。
戦闘に入った、戦士達は川を挟んでロイミュード達を倒していく。
その戦いの中で激しい攻撃を繰り出しつつだ、フェイトは言った。
「長篠では織田家は鉄砲を使ったけれど」
「私達も同じね」
なのはも遠距離攻撃をしつつ言う。
「間合いを取ってね」
「戦っているわね」
「川を挟んで。ただ」
ここでなのははこうも言
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