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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第五百二十六話 長篠の川を挟んでその一

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                第五百二十六話  長篠の川を挟んで
 長篠に入ってだ、シンゲンは話した。
「多くの世界では私の家がか」
「わしの家と戦ってだな」
 ノブナガが応えた。
「敗れたとあるな」
「この場所でな」
「わし等は違うがな」
「その決戦が行われた場所だな」
「ここがな」
「そう思うと複雑だね」
 今度は信玄が言った。
「ここで戦うなんてね」
「別にいいでしょ、私達自身がやり合ったんじゃないし」
 信奈は平然としていた。
「だったらね」
「別にいいか」
「ここに来てもね」
「そんなものか」
「そうよ、しかしね」
 信奈は場を見回して言った。
「ここは守りやすいわね」
「あっ、川ですね」
 信行はそれを見て姉の言葉に頷いた。
「ここを前にして」
「そう、敵を迎え撃ったらね」
 信奈は弟に話した。
「戦いやすいわ」
「確かにそうですね」
「そうだよな」
 信行だけでなく泊も信奈の言葉に頷いた。
「ここで守りを固めるとな」
「戦いやすいわね」
「川はそれだけで障害になるからな」
 それ故にというのだ。
「ここを使ったらな」
「いい守りになるわね」
「織田家と徳川家もそうしたしな」
 泊もこの戦の話をした。
「だからな」
「ここはよね」
「川を挟んでな」
 そのうえでというのだ。
「敵を迎え撃って戦おうか」
「それがいいわね」
「ああ、場所が場所だけにな」
「攻める時は攻める時ですね」
 蒼龍も言ってきた。
「その時は川を渡って」
「そうして攻めていこうな」
「わかりました」
「平地ですね、ここも」
 定子は周りを見回して話した。
「そうですから」
「戦いやすいな」
「はい」
 泊に答えた。
「これまで戦いの場となった場所と同じく」
「そうだよな」
「ではですね」
「ああ、じっくり見回ってな」
「何処でどう戦うか」
「そのことを考えていこうな」
 こう話してだった。
 戦士達は長篠を見て周りそこで訓練もした、そしてだった。
 それが終わりいよいよ決戦という時になりベルトさんは真剣な声で泊達に対して語ったのであった。
「進ノ介、やはりだ」
「ああ、川に沿ってな」
「陣を敷くことだ」
「今みたいにな」
 泊は決戦を前にしてベルトさんに応えた。
「陣を敷くべきだな」
「そうだ、平地でだ」 
 それでというのだ。
「中央に川が南北に流れている」
「そうした場所だとな」
 それならというのだ。
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