第93話
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して砂に変える。
「っ!?」
「破壊神は破壊の力を纏って攻撃を防ぐことも出来るんだ。破壊神とサイヤ人が1つとなったこの姿を舐めるなよ。どうせなら闘いやすい場所に変えてやろう」
指をクンッと上げると大爆発が起きる。
派手になると思って安全圏に避難していた悟空は避難して正解だったと安堵しながら胸の傷に気を集中させて自然治癒能力を高めて治していく。
デンデのように体力までは回復しないが、しないよりはずっとマシだった。
「ベジータの奴、派手にやってんな…まあ、無理もねえか」
ジレンの時は未完成でモロの場合は我儘との相性が悪すぎたこともあり、ようやく全力で実戦で我儘を使えるのだ。
悟空も同じ立場なら同じ気持ちだっただろう。
取り敢えず目を閉じて傷の治療と体力の回復に集中するのであった。
上空に吹き飛ばされたグラノラは何もかも吹き飛び、更地となった街を見てベジータを睨む。
「き、貴様…良くも…!」
「先に街を壊したのは貴様だぞ?俺を悪く言う資格はない、それにしても随分と情けない面だ。ここまで強くなるとは思わなかったようだな。どうやら俺も我儘の極意を鍛え過ぎたようだ…だが、こんなのは軽い挨拶だぞ。こんな技はサイヤ人なら破壊するだけしか能がない“脳足りん”にも出来る」
「お、己…」
宇宙一の強さがグラノラからすれば訳の分からない変身に上回れてしまったことで戦意を喪失しそうになる。
「さて、覚悟は出来たな?」
フルパワーを解放するとベジータは一気に飛び上がってグラノラの顎に頭突きを喰らわせた。
「ぐがあっ!?」
吹き飛ぶグラノラの背後に回り、大振りの拳をグラノラの背にめり込ませる。
「が…あ…っ!」
「付け焼き刃の力ほど脆い物はない」
慣れていない我儘で挑んだ結果、ジレンに惨敗したのだ。
この苦い経験を基にして、ベジータは我儘の精度を上げ続けていた。
その努力が遂に浮かばれた。
「はあっ!!」
拳に気を集中させ、それを爆発させるとグラノラの胴体がその破壊力に変形し、吹き飛ばされる。
それを追い掛けると、組んだ拳を叩き込んで両手に気弾を作り出す。
「喰らえーーーっ!!だだだだだだだだっ!!でやあああああっ!!!」
凄まじい気弾の連射をグラノラに叩き込む。
グラノラはボロボロになりながら何とかベジータに向かっていく。
「ほうっ!」
「ぐっ!己…サイヤ人…!」
「ククク…随分とボロボロだが、まだ闘う気力は残っているようだな。そうこなくては面白くない」
「こ、こんなことが…こんなことが許されてたまるかーーーっ!!」
グラノラの拳がベジータの頬に突き刺さり、仰け反るがベジータは笑みを浮
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