第93話
[2/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ジータ…あいつ、力を引き出せるようになってとんでもねえ強さになった…覚悟が要るぞ」
「上等だ。俺達サイヤ人は敵が強ければ強い程、闘争心を燃やし、強くなる。大歓迎だ…カカロット、最後の仙豆…構わないな?」
「おお、オラばっかり楽しんじゃわりいからな」
「ふん」
悟空が苦笑しながら答えるとベジータは笑みを浮かべて仙豆を取り出す。
「フン…誰が相手だろうと構わんが…死ぬ順番が代わるだけだ。意味は無いぞ」
「そいつはどうかな?はあああっ!!」
気合を入れると紫のオーラが迸り、ベジータの髪と瞳の色が赤紫に変わり、眼窩上隆起が起きる。
オーラの質も明らかに破壊神の物になっている。
「おめえ…完成させてたんか…!」
「当たり前だ。力の大会の後もずっとこの姿を使いこなすために修行してきたんだ。」
「…何だその姿は…?奴の技とは違うのか…?」
「カカロットの身勝手の極意は天使の技だ。俺のは破壊の神…破壊神の力を使っている…俺の我儘の極意は身勝手よりも強力だ。一応言っておくが、俺はカカロットのように甘くはないぞ」
「身勝手だか我儘だか何だか知らんが、俺は宇宙一だ!力を引き出した俺以上の奴など存在しない!ぐっ!?」
グラノラが叫んだ瞬間、ベジータが指で仙豆を弾き、グラノラに飲ませる。
「な、何を飲ませ…っ!?こ、これは…」
仙豆を飲み込んだグラノラは全快し、自分の体を見る。
「カカロットの後だから負けたと言い訳されてもつまらんからな。体力もダメージも回復したはずだ。まさか、敵にここまでお膳立てされて逃げ腰になるのか?」
「貴様…調子に乗るのもいい加減にしろ…!フルパワーの俺に貴様なんかが敵うと思ってるのか…!?」
「勝てる、修行を重ねて進化させた我儘の極意ならな…そうだ、貴様が本気で闘えるように1つ良いことを教えてやろう」
「…何だ?」
「サイヤ人には統率する王がいた。そいつは戦闘力はともかくサイヤ人にしては群を抜いた戦略家でもあった…そいつはサイヤ人を率いて数多くの星を滅ぼした…そのサイヤ人の王は俺の親父だ。」
「何だと…」
「もしかしたら、シリアル星を滅ぼしたのは俺の親父の指示かもしれんな…まあ、俺にとってはシリアル人の絶滅など、どうでもいいことだがな」
グラノラがオーラを放出してベジータに突っ込み、頭を鷲掴みにすると地面に押し付けて高速で動き回る。
「サイヤ人の王族!貴様だけは!貴様だけは絶対に許さんぞ!!俺達シリアル人の恨みを思い知れーーーっ!!」
そして岩に叩き付けると強烈な気弾を連続で叩き込む。
ベジータはそれを体で受け止めると笑みを浮かべる。
「ククク…恨みだと?笑わせるな、この宇宙は弱肉強食だ。弱い
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ